●行為の最中にも死にそうになる

新婚
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1型糖尿病の患者の中には、運動したことで心臓発作や脳溢血になってしまう人もいるんです。運動量なら自分である程度コントロールできますが、夫婦生活はみんなどうしているんだろうと疑問に思ってはいました。ですが、そういう話を聞ける人もいなくて。

新婚当時、夫と週に2、3回くらい夫婦生活をとっていたのですが、している最中に、いきなり変な風に意識が飛んでしまいそうになることがたびたび発生。快感とは違うおかしな状態になって慌てて「やばい、低血糖かも…、死んじゃいそう」というと、夫はいつも即座に中止して、猛ダッシュで血糖値を計る機械を取りに行ってくれました。

速やかに血糖値を上げるためのジュースを用意してくれるのは、ありがたいけれど申し訳ない気持ちにもなりました。せっかくいいムードだったのに。こんな風に、最後までできないことがちょいちょい起きてしまいました。

●レスのきっかけは夫の転職だった

転職

そんな結婚3年目のときです。夫がヘッドハンティングをされて転職をすることに。いずれ子どもを授かったときの場合や自分たちの老後のことなどを考えると、年収を上げておくことには賛成だったのですが、思っていた以上の激務が待っていました。

そして、長期出張もしばしば入るように。会えない時間が長くなり、一緒にいられるタイミングだからといって、パッと夫婦生活の時間を取ることもできなくなってしまいました。急にというより、じわじわとレスになっていったのです。

一方、私はソーシャルワーカーとして働き始めていました。そこでは性被害にあった女性たちの支援をメインで行っていたのですが、夫婦生活の在り方についても、自分のなかで考えさせられることが増えていきました。次回はそのお話を詳しくしたいと思います。

◆次回のお話はこちら!

糖尿病とセックスレス。とうとう優しい夫の不満が大爆発:亜子さんの場合2

 

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