1階アトリエは、高窓から道路の気配を感じる半地下空間
加藤さんの仕事場であるアトリエは、同じ敷地内ながら別棟とし、あえて離れた位置に玄関を設けたのがポイント。いったん道路に出て建物を回り込むことで、自ら植栽したオープンな外構やアプローチの様子も、毎日楽しめるそうです。
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アトリエ1階は、半地下のような空間。スタッフがいる2階とは吹き抜けでつながっています。
経年変化によるさびを楽しめるインターフォン。焼杉の板塀ともなじみ、新築なのにあえて時を経た家のような雰囲気を演出しています。
アトリエへのアプローチ。「植栽は少しずつ増やしているので、自分でも何種類くらいあるのかわかりません」(加藤さん)。
露天風呂のように明るいお風呂でリフレッシュ
一直線につながる洗面室と浴室を見たところ。洗面台の手前は洗濯スペースで、左手には物干し場があります。
十和田石でつくられた掘り込み式の浴室。「十和田石は水に濡れると鮮やかな緑色になり、滑りにくくなるのも特徴」と加藤さん。蓄熱式床暖房を採用しており、基礎から家全体を暖めるので、石貼りの浴室でも冬も暖かいそう。
【取材協力】
カトウアーキテクトオフィス。2002年設立。戸建てや集合住宅の設計をはじめ、商業施設や医療施設なども幅広く手掛けています。「実用的で居心地がよく、コンセプトのしっかりとした家づくり」がモットー
●お知らせ
田中さんが住宅雑誌『住まいの設計』で2018年から連載している「家好き芸人 アンガールズ・田中が行く!建築家の自邸探訪」が、1冊の本になりました。これまで田中さんが訪ねた個性豊かな20軒のお宅を掲載。加えて、田中さんの素顔に迫る新規記事も充実しています。