間取り図と外観
すべての画像を見る(全18枚)広い道路側にアトリエ、奥側に住居を配置。アトリエを掘り込んで斜めに配することで、前面道路が広く感じられるように配慮しています。
建物で庭を囲んでプライバシーを守りつつ、高い壁で完全に敷地を囲うのではなく、適度に視線の抜けをつくって住宅地であることを感じられるようにしています。
こちらは、外観の様子です。加藤さんの家の前でパチリ。
1階キッチン 借景を楽しみつつ本格料理を楽しむ
リビングから続くダイニングキッチンは、天井高が抑えられているため落ち着いた雰囲気の空間に。キッチン北側のハイサイドライトからは、借景を取り込んでいます。その下の壁はダークグレーの左官仕上げで、鮮やかな緑をいっそう引き立てています。
妻がやりたいことをすべて詰め込んだというキッチンは、得意のパンづくりの腕を生かしてパン教室ができそうなくらいのゆったりとしたスペースを確保。コンロはガスとIH、両方を装備しています。「なるほど、ツーウェイね。調理に合わせて使い分けるなんて、カッコいいです」と田中さん。
「今まではマンションのクローズドキッチンでひとり寂しくパンを焼く日々でしたが、やっぱりオープンなのは気持ちがいいです。この家ができてお客さまを招く機会も増えたので、季節がよければそのまま庭に出て、ガーデンパーティ風に楽しみます」(妻)。
アイランド側にシンク、壁側にコンロを配した2列型キッチン。奥にはパントリーや家事スペースなどのユーティリティを通って洗面・浴室につながる裏動線も確保されています。
ダイニングテーブルの天板は一枚板のブラックウォールナット。イスに座ったときに隣家の窓が見えないように庇(ひさし)をつくり、敷地境界には焼杉板の坂塀を設置。
テレビは引き戸で目隠し。ティッシュなどテーブル上の小物もさっと隠せます。