●泣きながら夫に電話をすると、すぐに飛んできてくれた

飛んでくる夫
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子宮と卵巣の全摘出というのは、大学病院ほどの規模をもってしても、事前に輸血やスタッフの手配を万全にしておく必要があるくらいの大手術になるそう。震える手ですぐに夫に電話をかけました。

すると、「えぇぇ~!」と声を上げて驚いた様子。そして「大丈夫? 泣いてるの? すぐそっちいくよ」と夫。「会社を休まなくていいってば!」と言ったけれど、夫は午後休みを取ってすぐに飛んできてくれたのです。

●夫と向き合ってじっくり話をした

なぐさめ

「子宮も卵巣も取ることになるなんて、女性の体じゃなくなってしまうみたいで。手術するのも、正直、怖い…」と、弱音を吐露すると、夫は黙って体をさすってくれました。そして「まだ考える時間がけっこうあるってわかってホッとしたよ。親戚のおばさんたちにもよく相談して決めよう」と言ってくれて、その日は病院のあとカフェへ寄り道して、二人でお茶をしました。

私の体は自分で思っていたよりもはるかにひどいことになってはいたけれど、夫は「ある意味、自覚症状がなかったんだから、ヘルニアかもって偶然MRIで見つけてもらえてよかったじゃん」と前向きに捉えてくれていて救われました。

●ひとりじゃなくてよかった、夫がいてくれてよかった

夫婦の絆

20代の頃は、あんなに必死にセックスにこだわっていたのに。そもそも性行為は健康だからこそできることなんですよね。もう40代ともなると、お互い体がボロボロすぎて、そういう元気もありません。でも、そういう行為をしていなくても寄り添っていられる夫との関係も心地いいなと思えるようになっていました。

なにより私の大ピンチに、こうしてすぐに駆けつけてくれる夫は、やっぱり世界でいちばん頼れる存在なんだという確信をもちました。

そして、現在50代になった私たち夫婦。次回は、その後の病気の経過、そしてセックスレスとどう向き合いながら夫と生きていくかというお話したいと思います。

◆次回のお話はこちら!

夫とはセックスレスで20年。「50代になって、互いへの愛しさだけが残った」:摩季さんの場合6

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