失敗3:照明の調光機能の幅がイマイチ

ダウンライトの様子
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寝室は布類が多くホコリがたまりやすい場所。掃除の手間をなくしたくて、照明はダウンライトを選びました。

ただ、寝るときには真っ暗ではなく常夜灯をつけておきたい筆者。そこでハウスメーカーの担当者に「ダウンライトは調光式にしてください」と伝えたのです。調光でいちばん暗い状態にすれば、豆電球程度の暗さになるのだろうと考えていました。

 

ダウンライトをもっとも暗くした様子

しかし、実際設置されたダウンライトを調光してみると、照度を最大限下げても結構明るい…。ほんのり暗くなる程度で、とても常夜灯として使える暗さではありませんでした。

そのため、結局寝るときは照明を完全オフにして寝ることに。

筆者のリサーチ不足だったというのもありますが、ハウスメーカーの担当者に「調光式にしたい」という要望だけでなく、その理由である「常夜灯として使いたい」旨も伝えていれば…。おそらく、違う選択肢があったでしょう。

とはいえ、調光機能自体はとても便利。ベッドで読書する際に少し明るさを落としたり、夜中に明かりが必要な際にいちばん暗い状態で点灯したり。有効活用する場面は多くあります。

常夜灯としての使用にこだわらなければ、採用して正解だった設備と言えます。

 

失敗4:上棚が高すぎてクローゼットが使いにくい

クローゼットのある面

幅360cmの壁一面につくったクローゼット。シーズンオフのもの含め、夫婦の衣類はすべてここに収めています。収納量としては十分。

ただ、盲点だったのが、上棚の位置です。

 

クローゼットの様子

床から195cmの高さに設置されています。位置が高すぎて、筆者の身長(157cm)では背伸びをしても、置いてあるものに手が届きません。

出し入れのためには踏み台が必要となるため、本当に使用頻度の低いものの収納にしか活用できない場所となってしまいました。

ちなみに、この上棚の位置決めは、とくに指定せず、ハウスメーカーにお任せでした。今までに住んだ賃貸住宅や分譲マンションでも、クローゼットには上棚がありました。しかし、いずれも少し手を伸ばせば届く高さに設置されていたのです。そのため、その高さが一般的だと思い込んでおり、上棚の高さを指定するという発想がなかったのです。

「注文住宅は。ここまで確認しないといけないのか!」と驚いたポイントでもあります。

こうして振り返ってみると…。寝室は本当にシンプルな空間なのに、いくつも失敗ポイントが潜んでいたこと驚きます。きちんと確認すれば防げたことも、暮らしてみないとわからなかったことも。筆者の体験が、家づくりの参考になりましたら幸いです。

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