●なにが変わったガリガリ君!

発売当初のガリガリ君
発売当初のガリガリ君
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今回のリニューアル最大のポイントは、「中のかき氷の氷を粗く削り、これまでより大きい氷の割合を増やした」こと。そのため、より“ガリガリ”とした食感を感じられるようになったのだとか。

「氷の割合は、発売までに試作や工場でのテストを合わせて複数のパターンを試しました。そのなかで、ガリガリ君リニューアルのプロジェクトチームが、現在生産できる中でいちばんさわやかでおいしく感じた割合に決定したんです」

ガリブルー
こちらが青色の素となる液体。ガリブルーと呼ばれている

ガリガリ君の中身は、ミックス(ガリガリ君の原材料的なもの)と氷を砕いたもの合わせて冷やし固めてつくられるのですが、ふと気になったのは、「ソーダ味の水を凍らせたもの」と「純氷にあとからシロップを混ぜたもの」とでは違いがあるのかということ。

「2つを見比べると、見た目からも違いは分かるかと思いますが、いちばんの大きな違いは『食べたとき』にあります。氷は不純物のない水でつくるほど、固く溶けにくい氷になります。そのため、ソーダ味の水を凍らせたものは、口の中で同じ早さで溶け始め、食感も味も均一です。

一方、氷+シロップを混ぜたものは、純氷の氷の粒が固いため、よりガリガリとした食感が感じられるんです。口の中で先にシロップが溶けて広がり、最後に溶けにくい氷の粒が残ってから食べ終わるため、よりさわやかなあと味になります。ぜひ、ガリガリ君のこだわりの氷の粒の食感とあと味のさわやかさを楽しんでいただきたいです!」

●無料サンプリングの数がすごいけど大丈夫!?

赤城乳業のロゴ

赤城乳業では、「食感とあと味のさわやかさ」を体感してもらうべく、3月中旬から5月中旬まで全国主要都市の13施設でなんと「10万本の無料サンプリング」を実施!

「サンプリングは、老若男女問わず多くの方々にリニューアルしたガリガリ君を楽しんでもらいたいという思いから実施を決定しました。とくに、かつてはガリガリ君を食べていたけど最近は食べていないというお客さまに、ぜひこれをきっかけに、もう一度ガリガリ君のおいしさを味わっていただきたいです!」

とはいえ、ガリガリ君がいくら1本76円と手に取りやすい価格といえども、10万本となるとうれしい反面、「そんなに配って大丈夫?」と思わずこちらが心配になるほど。そこで、思いきって10万本にした理由を伺いました。

「なるべく日本全国を周り、多くのお客様に食べてほしい! そんな願いから、通常ですと大きなイベントでも1万本程度の中、10倍の10万本を用意することに決めました。残念ながらすべての都道府県に行くことはできませんが、この機会にぜひ食べていただけたらうれしいです」

なお、今回のリニューアルは、1本入りの「ガリガリ君ソーダ」、「ガリガリ君コーラ」、「ガリガリ君グレープフルーツ」に加えて、3月14日に発売した人気のフレーバー「ガリガリ君九州みかん」でも実施しているそうです。

リニューアルしたガリガリ君
リニューアルしたガリガリ君

リニューアル品のいちばんわかりやすい見分け方は、パッケージの「こだわり抜いた、氷の粒」というキャッチコピーの記載があるかどうかです。購入の際はぜひ注目してみてくださいね。