●もしかしたら私も、母と同じようになってしまうかもしれないという不安
すべての画像を見る(全6枚)自分がされていやだったことを、平気で子どもたちにやってしまっている母親。私はこの人に関わると幸せになれないのではないかと考えるようになりました。
そんなとき、当の母親から「そういえば杏のところ、子どもどうなってんの?」という話をされました。「今は仕事が忙しいからそれどころじゃない」と話を打ち切ろうとしたのですが、続けざまに「生み分けできる病院とかあるみたいよ。男の子を生んでよ。女の子だと、うちみたいに跡継ぎを捕まえるのに苦労するわよ」と言われて、さらにドン引きしました。
私の人生に首をつっこまないでほしい。シンプルに嫌悪感を抱きました。やっぱり母親と距離を置きたい。けれど、このご時世、私が今の仕事をしながら子育てをするとしたら、母を頼らざるを得なくなります。
保育園とか行政のサポートがあるとはいえ、実の母親の手をまったく借りずにやりくりしようとしたら…。もし2人、3人と子どもが生まれたら、私も上の子を頼ってヤングケアラーにしてしまうのではないかと想像して、ドキっとしました。親にされていやだったことを私までやってしまいそう。そう思うと、やっぱり今すぐじゃなくてもいいかな…と、妊活を先延ばししてしまう自分がいるのです。
●夫とはレスのまま。コロナの影響でさらに距離が…
夫とは、あの2年前のお盆の事件以降、完全にレスのまま。その間にコロナの問題もあって、単身赴任先からの帰省をやめたこともしばしば。週末婚どころか、月に1度会うかどうかというレベルにまで会う回数自体が激減してしまいました。
そんなある日、「今度のお正月は実家へ一緒に帰らない?」と予定を聞かれたので、「仕事しようかな」とまたいつもの調子でわざとスルーしようとしたのですが「さすがに元旦から仕事はないでしょ。いつまで、そうやってふてくされてるの?」と言われてしまいました。私はつい「またお義母さんたちに『仕事を辞めろ』とか言われるのイヤだもん」と返すと夫は黙ってしまいました。
夫は子どもが好きだし、妊活について焦りがあるような雰囲気を感じています。夫婦生活が戻らないまま、気がつけば夫は38歳。私も次の誕生日が来たら36歳という年齢。今すぐ授かったとしても、高齢出産になってしまうことが確定なんだなぁと思いはじめた矢先、夫が倒れてしまいました。
そして苦手な実母からは跡継ぎの話をされてうんざり…。そのお話はまた次回したいと思います。