SNSに投稿する、簡単で体にやさしい料理が人気の長谷川あかりさん。「炊き込みごはんが大好き」という長谷川さんが、旬の新タマネギを使った炊き込みごはんと春らしいスープを教えてくれました。おかずいらずで2品で完成! 体にスッとなじんで心が弾む、新発想の献立です。
鍋で炊くとさらに気分がアップ!湯気までおいしく味わえる
すべての画像を見る(全5枚)「炊き込みごはんは炊飯器でも炊けますが、鍋で炊くのもおすすめ。食材の香りや甘み、ほろ苦さを閉じ込めて、そのまま食卓に出すと気分が上がりますよ」と長谷川さん。
鍋のフタをあけると、湯気とともに香りが広がり、思わず歓声が。こんな瞬間を楽しめるのも鍋で炊いたごはんならではです。
今回紹介するのは、新タマネギを丸ごと1個使った炊き込みごはん。生ハムのうま味と塩気が、タマネギのみずみずしさを引き立てます。パセリは飾りではなく香りと清涼感を添える大事なアクセント。ぜひ、たっぷり加えてください。
●新タマネギと生ハムの炊き込みごはん
材料(2合分)
- 米 2合
- 新タマネギ 1個
- パセリ 1本
- A[水400ml 白ワイン大さじ2 塩小さじ2/3]
- 生ハム 50~60g
- バター 10g
【つくり方】
(1) 米は洗ってザルに上げ、30分ほどおく(炊飯器の場合は省略)。タマネギは根元を切り離さないよう十字に切り込みを入れる。パセリは葉と茎に分け、葉は刻む。
(2) 鍋に米を入れ、Aを加えてザッとまぜる。生ハムを手で食べやすいサイズにちぎってのせ、その上に(1)のタマネギ、バター、パセリの茎をのせ、フタをして沸騰するまで強火で5分、沸騰後は弱火で15分熱し、火を止めて5分蒸らす。
炊飯器の場合、米、Aの調味料を入れてから水を2合の目盛りまで加え、ザッとまぜ、具をのせて普通に炊く。
(3) パセリの茎を取り除き、(1)のパセリの葉を加える。タマネギを軽くほぐしながら全体をサックリとまぜる。塩気がたりない場合は塩少し(分量外)で味をととのえる。
【ポイント】
タマネギは十字の切り込みを入れてのせる。パセリの茎は風味づけに役立つ。
●鶏肉とジャガイモのネギレモンスープ
甘味のある炊き込みごはんに似合うさわやかなスープ。ひと口ごとにレモンの香りと酸味が広がります。
材料(2人分)
- 鶏胸肉 100g
- 片栗粉 小さじ1と1/2
- ジャガイモ 中1個
- 長ネギ(白い部分) 1本分
- オリーブオイル 大さじ1
- A[水2カップ 塩小さじ1/2 にんにく(すりおろす)小さじ1/2 レモン汁小さじ1/2~]
【つくり方】
(1) 鶏肉は1.5cmの角切りにし、片栗粉をまぶす。ジャガイモは皮をむいて1.5cmの角切りにする。長ネギは4等分(長さ約8cm)に切り、繊維に沿って中央まで切り込みを入れて芯を除く。開いて縦半分に切り、端から1~1.5cm幅に切る。
(2) オリーブオイルを鍋に入れて火をつける。長ネギを鍋に加えて炒め、しんなりとしてきたらA、ジャガイモを加える。沸騰したら鶏肉を入れて弱めの中火にし、フタをしてときどき混ぜながら7~8分煮る。
【ポイント】
ネギの芯を取り除くとサラリとしたスープに。芯は納豆に加えたり無駄なく活用。
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