●(3) 50代、ひとりの時間をつくって精神的に自立する

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55歳で起業するまで、仕事・家事・子育て・介護と4つの役割をひとりでこなしていました。多くの女性は、子どもが成人するまで間、家族や仕事に多くの時間を費やしてきたと思います。それは、それで必要な時間だと思いますが、そろそろ自分のための時間をつくる時です。そのためには、ひとりの時間をつくり、精神的に自立することです。

・一日の終わりに向き合う数分間をつくる

・ひとりでカフェにいく

・ひとりで一日家を留守にする

・ひとりで旅に出る

・新しいことに挑戦する

自分と向き合う時間をつくるといっても、何をしていいかもわからないと思います。始めは、その日あった嫌なことや反省点が頭に沸々と湧きあがってくるものですが、そのうち自然に自分の内面に向き合えるようになっていきます。すると自分のことをだんだん俯瞰して見られるようになるものです。そうすれば、何か始めてみようかという欲もでてくるでしょう。

●(4) 50代、定年までの人生設計を考える

自分の時間ができれば、やりたいことや好きなことが見えてきます。そういうことも踏まえて、50代になったら10年後の自分を見据えて、定年までの人生設計を考えてみてはいかがでしょうか。

・10年後自分はどうなっていたい理想の姿を想像する

・自分は何がしたいのか。また、できることは何か? を考える

・家族と自分はどんな関係性でいたいか

・特にパートナーとどんな関係性でいたいか

・定年後の資産形成を予測する

・経済的自立のための手段を模索する

忙しさをいいわけに、自分のことは後回しにしがちですが、今年60歳になる私が言えるのは「50代はあっという間に過ぎる」。本当に、驚くほどの速さで還暦を迎えようとしています。だからこそ、人生設計を考える機会は大事。思う通りにならないかもしれませんが、少なくとも何も考えてこなかった人に比べ60歳になったときに焦らずにすみます。準備をしてきた分、理想に近いことは間違いないでしょう。