●フランスの子どもが学ぶテーブルマナー3:「テーブルから離れるときは許可をもらう」
すべての画像を見る(全4枚)フランスでいちばん驚いたのがこのマナーかもしれません。
ナイフ、フォークの持ち方よりも、長い食事会で子どもが退屈してしまったり、テーブルを離れたくなったときは黙ってテーブルを離れないで、親や食事会の大人たちに「テーブルを離れてもいいですか?」と尋ね、許可をもらってからテーブルから離れるよう親は子どもに言い聞かせます。
食事会は食べるだけではなくてコミュケーションの場。黙っていなくなると、一緒に食卓につく人を不快な気持ちにさせると教えられます。
子どもだからしょうがない、眠くなっちゃったよね、と私は思いがちですが、フランス人の親は徹底して注意します。私も見習わないといけません。
●こうしてテーブルマナーのよい大人になっていく
フランスで気づいた子どもへのテーブルマナーのしつけは、コミュニケーションに関するものが多いようです。子連れでフランス人の家庭に招かれて、注意される子どもと一緒に背筋が伸びる思いをしたことは何度もあります。
将来どんなシチュエーションでも気持ちよく食事ができるマナーを、子どものときから身につけるのはかけがえのない財産だと思います。