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崎陽軒の工場はおいしさの秘密だらけだった!<見どころ1>おいしさのカギは「豚肉」と「干帆立貝柱」!<見どころ2>展示で崎陽軒の歴史を感じる<見どころ3>絶品弁当のトリビアもたくさん<見どころ4>工場ならではのおいしさがたくさん<見どころ3>絶品弁当のトリビアもたくさん
すべての画像を見る(全30枚)ここまでシウマイについて説明してきましたが、崎陽軒は日本が誇る「駅弁屋」。1954年に「横浜ならではの駅弁をつくりたい」という思いから、横浜名物シウマイの“妹分”として登場した「シウマイ弁当」は、発売以来老若男女問わず多くのファンから愛され続けています。
●シウマイ弁当は3か所の工場で製造。だけどシウマイは…
首都圏を中心にお弁当の取り扱いが約160店舗あるので、なんとなく工場も多々あるのかと思いきや、シウマイ弁当をつくっているのは、なんと横浜工場のほかに、東京工場、本社工場の3つだけ! この3つで1日約27000食のシウマイ弁当を製造しているというから驚きです。
さらにびっくりなのが、お弁当は3つの工場で製造されていますが、シウマイはここ「崎陽軒 横浜工場」でしかつくられてていないということ! こちらでつくったシウマイが残り2か所の工場に運ばれてお弁当に入るそうですが…気になるのはその製造個数。
そこで、広報さんに1日の製造個数を伺ったところ、シウマイは1日で約80万個(全種類合わせて)つくっていると教えてくれました。なお、いちばん売り上げが高い店舗は「横浜駅中央店」とのこと。
●いよいよお弁当の工程へ。しかしなにか違和感が…
ワクワクしながら、シウマイ弁当の箱づめラインを見学していると、なんとなく違和感を覚えた編集Y…。
じつは東京エリアで購入するシウマイ弁当は、かぶせフタを使用しているのですが、横浜工場と本社工場で製造のお弁当は、かけひもでむすんであるんです!
さらによく見てみると、東京エリアで販売されているものには“スカイツリー”も描かれています! これには思わずびっくり。
そのため同じシウマイ弁当を新幹線で食べていても、東京駅で購入した人と新横浜で購入した人ではパッケージが違うという現象が発生。今度新幹線に乗った際はぜひ注意深く見るのもおもしろそうですよね。中身に違いはないので、どこで購入してもおいしいシウマイ弁当が食べられますよ!
もう一つ編集Yが仕入れた裏話をご紹介。お弁当のラインナップに「横濱チャーハン」という690円のお手頃価格で食べられる隠れた名品があるのですが、じつはこちら「炒飯弁当」(930円)とごはんの量は一緒なのだとか! ただ、おかずの内容や量が違うので、お値段も異なるそうです。パラッとした食感のチャーハンはぜひ一度食べてほしい商品です。
現在「炒飯弁当」の販売は休止中