官民連携で「人と街と環境の調和」を目指す町田市
すべての画像を見る(全2枚)さまざまな賞のうち、グランプリとも言える「地球環境大賞」の受賞内容「南町田グランベリーパーク」について、紹介していきます。
2019年11月、東急株式会社と町田市は官民連携による「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」において、「南町田グランベリーパーク」を誕生させました。
同パークは、まち全体に環境配慮を象徴する「グリーンインフラ(自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める取り組み)」を採用。バイオスウェルやレインガーデンなど、雨水の自然浸透装置をエリア全体に配置しています。
建設中の駅直結の都市型住宅は、全住戸・共用部電力を、実質再生可能エネルギー100%でまかっています。また25kWの急速充電器を設置し、電気自動車と再エネ100%電力を活用したカーボンニュートラルなライフスタイルの普及促進への取り組みも。
商業施設は、LED照明および一部太陽光発電システムパネルの導入などに加え、今後は太陽光発電所を活用したオフサイトコーポレートPPAモデルを採用予定です。
国際的な環境認証制度「LEED NC(新築部門)」、「LEED ND(まちづくり部門)」でゴールド認証を取得した実績もあります。まち全体が歩(ほ)車分離かつバリアフリーで、駅と商業施設、公園がシームレスにつながったウォーカブルでコンパクトなまちとしたことが評価されました。
駅舎建築物としてのゴールド認証、および駅舎を含む開発エリアのゴールド認証取得は国内初です。
●地球環境大賞とは?
「産業の発展と地球環境との共生」をめざし、産業界を対象とする顕彰制度として1992年に創設。温暖化防止や持続可能な循環型社会の実現に寄与する製品・商品・サービス・技術などの開発や環境保全活動・事業の推進、地球環境問題に対する意識の一段の向上などの面で顕著な成果をあげ、社会の模範となる功績をおさめた企業、自治体、学校、市民グループなどを表彰している。受賞者は、これまで延べ300件を数える
※授賞式は、4月17日(月)、午後1時30分から、東京・元赤坂の明治記念館で行われます