「標準」に後悔はあれど、高品位ホーローとIHは満足
ほぼ標準仕様のキッチンについて、後悔ばかりを書いてきましたが、もちろん満足していることもたくさんあります。
●高品位ホーローで汚れが落としやすい
すべての画像を見る(全8枚)ホーローキッチンを選んだのは、汚れの落としやすさがほかの素材と比べ、群を抜いていたからです。単なる水汚れ・油汚れはもちろん、油を含んだホコリ汚れや醤油の輪ジミなども、洗剤なしですぐに落ちます。
収納内部までホーローでできているので、掃除が簡単。また、ホーローは磁石が使えます。シンク横のパネル部分には、保育園や小学校のお知らせなどを貼れて便利です。
●IHクッキングヒーターは火力十分で手入れがしやすい
IHはフラットパネルで、掃除しやすいというのはご存知でしょう。本当にその通りで、炒め物や揚げ物のあと始末などが、とてもラクです。
一方で、「火力が弱いのでは?」と心配される方がいらっしゃいますが、筆者の使い方だと、火力はとても強いという印象。わが家のIHの場合、強火だと焦げつくので、料理の際は、ほとんど10段階の6以下で使っています。
●セミオープンなのでダイニングに油が飛ばない
前面に壁があり油が飛ばないのは、とても満足しています。オープンタイプのキッチンだと、ダイニングへの油飛びは避けられないのではないでしょうか。その点、物理的にガードされているセミオープンキッチンは、バッチリ油飛びを防いでくれます。
以上、ここまでわが家の「ほぼ標準仕様」のキッチン事情について紹介しました。
振り返ってみると、実際に使うときのことを具体的に想像して、打ち合わせに臨めばよかったなと後悔。キッチンは長く使うものです。欲しいものすべてを盛り込めるわけではありませんが、「目先の安さ」に惑わされないことが大切だと感じています。