音楽と花。大好きなものを詰め込んだ彼女の夢のあとさき
すべての画像を見る(全9枚)幼い頃から本当は花屋をやりたかった。しかし「美大に行かせてもらったので、その道に進まないと、親に悪いなと」。
50歳からでは遅い。思い切って45歳で開店した。店内はロックやJ-POP、ときにアニソンも流れる。音楽と花。大好きなものを詰め込んだのだ。
仕入れの際は「自分のときめき」を大切にしている。小1の母の日にカーネーションをあげた。「花をもらうと人ってこんなにうれしいものなのか」と驚くほど喜ばれた。幼い日の原点を今も大事にする彼女は、はつらつとして終始朗らか。そんな人が扱う季節の花が元気でないわけがない。
階段下をディスプレイエリアに。月ごとに音楽テーマを変えてレコードを飾る。
お気に入りのレコードジャケットを額装。客との会話のきっかけにも。
店主の川瀬さんが好きな植物
「どの花が、というよりそのときどきの季節の花が好きです」と川瀬さん。この日はコスモス。チェリーピンクの縁取りから白いグラデーションが美しい。「コスモスらしくない色合いもいいなって」。
DATA
音空花店
東京都世田谷区経堂5-29-1
営業時間:13:00〜18:00 月・火休(できれば来店前にInstagramで確認を)