「服選び」は女性にとって永遠に悩ましいテーマ。ここではアラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、服選びをラクに時短にするコツについて教えてくれました。
50代、服選びを間違えない4つのルール
街を歩くと、ショーウィンドウには季節ごとにすてきな服が飾られています。しかしそうやって、すてきな服を見る=「外からの刺激」を受けるたびに服を買っていると、時間もお金も消費してしまいます。
服を買うことに時間や手間をかけたくない人は、ルールを決めることで服選びの時間と、結果的にお金を節約できます。今日はアラフィフの私が「服選びをシンプルにする考え方」についてご紹介します。
●ルール1:刺激に反応しない、情報を入れない
デパートやショッピングモールを歩くと、おしゃれな服が目に入ります。さらにセール中なら気になって値札を見てしまうことも。
しかし「安いから買う」という基準で服を買っていくと、好きな服かどうかより「安い服」ばかり家にたまっていくことになります。「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、たとえばセールで妥協して買った服は、結局着なかったりしませんか?
着ない服はタンスの肥やしになって、服選びの時間が増すだけ。したがって「安さ」で買うのはやめることをおすすめします。「自分が本当に欲しい服」「自分の暮らしに欠かせない服」を冷静に選んで買うのがよいと思います。
私は欲しい服はあまりないのですが「暮らしに欠かせない服」はあります。北国住まいのため、雪と寒さをしのぐダウンジャケット、裏起毛ジーンズ、長めのブーツなどです。冬を快適に過ごすために欠かせないもので、毎日着ています。
すべての画像を見る(全3枚)外からの刺激を受けないためには、まずバーゲンに行かない、セールも見ない。なるべくウインドウショッピングをしないこと。欲しくなってしまうなら、情報も入れないこと。
ネットショッピングも便利なのですが、必要なとき以外は見ないことです。見たら欲しくなるものですから。
ストレスがたまっているときなど、夜中にスマホでポチポチ買ってしまうことありませんか? その買物は本当に必要かどうか、よく考えて。
●ルール2:流行を追わず、「10年後も着たい服」だけ選ぶ
流行を追うと、定期的に服を入れ替える作業が必要になります。昨年流行った服が今年着られないとなったら、また服を選ばなければならないことになります。服選びが好きな人には楽しい作業かもしれませんが、そうじゃない人は、その時間と手間を節約しましょう。
解決策は、流行に左右されない「定番」と呼ばれる服を買うことです。
・トレンチコート
・紺のブレザー
・白いシャツ
・シンプルなTシャツ
こういった中から自分の好きなアイテムを選び、劣化するまで着ること。「私には紺のVネックが似合う!」など自分の得意なアイテムがわかれば、失敗も減ります。
品質のいい服はお直しして着ることもできますし、Tシャツや靴下は劣化したら買い替えるルールにすると、買うタイミングを考えなくてすみます。
私が決めているルールは「10年後も着たい服だけを買う」です。10年後の自分をイメージし「60歳になっても着られるか?」という目で見るとだいぶ着るものは限られてきます。定番のデザインの服を自分が好きなブランドで買うと決めれば、服選びの大幅な時短になるのではないでしょうか。
そんな私はハイブランドの服をもっておらず、ユニクロと無印良品がほとんど。
この冬は無印良品の「ストレッチリブ編みクルーネック長袖Tシャツ」を色違いで2枚購入。着心地がよく、ほかの服と合わせやすくて、何年たっても着られそうと判断しました。
ここ数年、オーバーサイズの服が流行っていますが、私は流行は追わないですし、ダボっとした服よりジャストフィットが心地よいです。
またオーバーサイズは60歳になったときにたぶん着ないと思うので買わないようにしています。