専有面積は約119㎡、築30年越えの実家マンションをリノベーションして暮らす、4人家族のお宅を訪問しました。玄関のドアをあけると、音楽スタジオのような夫の趣味室。LDKには2人の娘たちと並んで料理できるカウンターつきの対面キッチンや日本酒セラーが。ミニライブラリーや、妻の書斎もある楽しさいっぱいのマンションリノベーション事例です。
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Mさんの家 東京都
- ・家族構成:夫50代 妻40代 長女14歳 二女14歳
・築年数:築31年(1991年築)
・専有面積:118.5㎡
・プロデュース・施工:ワンズライフホーム
・設計・デザイン:デコラシオンI.D
妻の両親が高齢になってきたことや、子どもたちに個室を用意したい、という理由もあり、妻の実家だったマンションを譲り受けてリノベーションすることにしたMさん。
子どもたちの個室を確保しつつ、家族がゆったりと過ごせるLDKと機能的な水回りを実現しました。また、多趣味な夫のための趣味室もある楽しい住まいとなりました。
とくにこだわりたかったというキッチンは、何度もショールームに通って比較検討。最終的に選んだのはパナソニックの「ラクシーナ」でした。
「IH調理器が横並びで3つあるのがいいなと思って。娘たちと並んで料理できるし、とても使いやすいです」(妻)
引き戸を閉めればさっと生活感を隠せるように配慮されています。「冷蔵庫と収納の奥行きをそろえたことで、すっきりと見えるのも気に入っています」(妻)。
手元は隠しつつ、家族とコミュニケーションが取れるように立ち上がりをつけたカウンター。「娘たちが朝食を食べたり、帰りが遅い夫と家事をしながら話をしたり、カウンターができたことで会話が増えました」(妻)。
柱と食器棚の間に生まれたデッドスペースをオープン棚として活用。奥行きが浅いので、鍋などの出し入れがしやすいそう。
キッチンを選ぶ際の決め手のひとつとなった、3つ横並びのIH調理器。夏場、調理していてもそんなに暑くなく、手入れがしやすいところも気に入っているそう。
キッチンの収納についてもとことんこだわりました。背面に家電類や食器などをたっぷりしまえる大型の収納を配置。既製品ではなく大工工事にしたことでコストダウンにもつながりました。