おせちは、あれもこれもつくろうと思うと時間も手間もかかるうえに、途中で食べ飽きてしまいがち。でも、シンプルだけど確実においしいレシピをいくつか覚えておけば、気楽につくれて無理なく食べきれます。家族も喜ぶ定番にしたい味を、料理研究家・藤井恵さんが教えてくれました!

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藤井恵さんのつくりたくなる「黒豆煮」のレシピ

黒豆煮
ずっとつくり続けたい黒豆煮
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材料(つくりやすい分量)

  • 黒豆 200g
  • 水 5カップ
  • 砂糖 160g
  • しょうゆ 大さじ1/2
  • 塩 小さじ1/4

【つくり方】

(1) 黒豆はさっと洗って耐熱ボウルに入れ、Aを加えて混ぜる。ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で10分ほど加熱する。そのまま6~8 時間おき、豆にシワがなくなるまで戻す。

黒豆を煮る

(2) 鍋に(1)とあれば鉄材を入れ、強火にかける。煮立ったら泡(アク)を除き、厚手のペーパータオルを2重にして中央に十字の切り込みを入れてかぶせ、フタをして弱火で6~7 時間じっくり煮る。火を止めてそのまま冷ます。

[全量1317kcal]

 

・鉄材とは?

鉄材

黒豆を煮るときに入れておくと鉄の成分で黒い色を保ち、色よく仕上がる。金物店などで購入可能。

<POINT1>

ペーパータオル

2重にして十字の切り込みを入れた厚手のペーパータオルをかぶせ、蒸らしながらじっくり煮ると、途中で差し水をしなくてもふっくらと煮上がる。

<POINT2>

黒豆を煮る

煮るときは放っておくだけ。外出やキッチンを離れるときは火を止める「隙間煮」でOK。保存は、鉄材を除いて汁ごと保存容器に移して冷蔵庫へ。1日1回鍋に移して15分程度煮ると味もよくなじみ、さらに日もちする。

おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう

計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです

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