とかくやることの多い引っ越し準備。少しでも負担を減らしたいもの。妊娠中で幼い子どもを育てている日刊住まいライターは、夫の転勤にともなう引っ越しで、荷づくりサービスを利用しました。かかった費用や選んだコース、作業の流れ、そして実際に頼んで感じたことを詳しくレポートします。引っ越しの際の参考に。
すべての画像を見る(全5枚)妊婦と3歳児を含む3人暮らし!突然決まった引っ越し
筆者は夫と3歳の娘との3人暮らし。そしておなかの中にもう1人、新しい家族がいます。妊娠5か月のときに夫に異動の内示があり、妊娠6か月での引っ越しが決まりました。住まいは社宅から社宅への住み替えで、移動距離はおよそ320kmとなかなかの長距離移動です。
共働きのわが家では、おてんば娘を見守りながらの荷づくりだけでも大変…。そのうえ妊娠中ということもあり、「少しでも作業を軽減したい!」と初めて引っ越しの荷づくりサービスを頼んでみることにしました。
サービス内容を確認し、見積もり依頼
今回は会社都合の引っ越しだったので、業者は指定。基本の引っ越し費用は会社負担のため、詳細な金額はわかりません。
試しに複数サイトで調べてみると、一般的に3人家族で筆者のような距離(500km未満)では、20万円前後の引っ越し費用になるようです。ただ、荷物の量や日時、住居の階数など条件によって何万も差がでます。
今回依頼しようと考えている、追加の荷づくり費用は自己負担。ということで、事前に指定の引っ越し業者のサービスをネットでチェック。そして引っ越しの打ち合わせの際に、荷づくりサービスの費用を見積もってもらいました。
家族3人の引っ越しで荷づくり費用は6万6000円
わが家の場合、荷物の量は段ボール80箱+大型荷物。荷づくり費用は、このボリュームでの見積もりとなりました。
引っ越し業者の見積金額は以下のとおりです。
1.荷づくり依頼のみ、荷解きは自分たちで行う場合:6万6000円
2.荷づくり、荷解きともに依頼する場合:6万6000円×2=13万2000円
引っ越し業者によってプランは異なりますが、上記の2プランはよくあるものだと思います。筆者は、料金負担の面と「荷解きは自分たちで行いたい」という希望から、1のプランを選択しました。
また筆者のケース(引っ越しの基本料金は会社負担)では、上記に加えて、エアコンや食洗機などに関わる作業でも自己負担が発生しました。
・エアコン、洗濯機、食洗機の取り外し・取りつけ:2万7500円
・エアコン部品代(ホースなど新調):9900円
・食洗機部品代(分岐水栓など):1万4740円
当日の午前中に女性2名が来て作業。午後搬出
打ち合わせの段階で午前の荷づくり、午後搬出と決定。引っ越しの3日ほど前に、荷づくり用段ボールの搬入時間と、荷づくりスタッフの到着予定時間の連絡がありました(段ボール搬入スタッフと荷づくりスタッフは別)。
当日は2人の女性スタッフ(とくに女性を指定したわけではありません)が来宅し、作業をスタート。ベテランで、通常スタッフが行う作業(一般的に行ってもらえる大型家具の梱包など)も一緒に行う、気づいた作業を「これもしようか?」などスタッフ同士連携して進めて効率アップにつながっていました。
ちなみに当日、家の前の道が狭く大型トラックが入らないことが判明。一度小さいトラックで運びだして、大型に積み替えるという流れになりました。通常より時間がかかりましたが、効率よく作業を進めてもらったおかげで予定どおり午後の搬出には間に合いました。