●意外な場所にもキャンドルが

カフェの店内
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今回の朝散歩の中でも、カフェのキャンドルに癒やされたのはもちろんでしたが、なにより感激したのは、街なかのセブン-イレブンの入り口にもキャンドルが灯されていたことです。

ストックホルムのセブンイレブン

蛍光灯を煌々とつけていることで安心感のある日本のコンビニと、暖かい灯りで迎えてくれるスウェーデンのコンビニとの違いは、そのまま日本とスウェーデンの意識の違いを示している象徴的なもののように思えました。

●親子、ペット…スウェーデンらしいカフェでの日常風景

オープンカフェ

そして、もうひとつ。
キャンドルが揺れる平日の朝カフェの傍では父親と小学生ほどの女の子が、ませた会話で朝のひとときを過ごしていて、大人が子どもを「子ども扱いしない」すてきさに微笑ましくなっていたところ…ふと足元でなにかが動いた気がしてテーブルの下をのぞくと、モップのようなもこもこした物体から愛らしい瞳が現れたのです。そこにじつはずっと大型犬がいたことに驚かされました。

カフェの店内
左のテーブルの下に大型犬が座っています

デパート、地下鉄、レストラン…。至る場所で出会うことのできる犬たちがしっかりと人と共生していることがとてもうらやましく思えました。

毎年12月10日にスウェーデンではノーベル賞の授賞式が行われます。日本のテレビでも、その様子がニュースとして報道されるかと思います。ぜひ片隅に映るかもしれない、雪に包まれたストックホルムの街並みに見えるキャンドルの灯りや、人々の歩く姿を、見つけてほしいなと思います。

 

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