お気に入りの服やものを“捨てず”に長く大切に使うために、リメイクやお直しを実践する人が急増中! 今回は、リメイクが大好きだという女優・のんさんに、楽しむコツを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)リメイク大好き・のんさんのスペシャルインタビュー
「ほどよく手抜きをするのも、リメイクを楽しむポイント!」と語る俳優ののんさんに、服をリメイクする魅力を尋ねました。
●似合わなくなった服もリメイクで生まれ変わる
「大好きで買った服だからこそ、簡単には捨てたくない。似合わなくなった服もリメイクすれば、またお気に入りの1着になるんです」
そうリメイクの魅力を話すのは、Tシャツにレースをつけたり、ニットの袖をつけ替えたり…と、日頃から着なくなった服のリメイクを楽しんでいるのんさん。
「20歳の頃にミシンを手に入れたのがきっかけです。もともと裁縫が好きで、生地から服をつくっていましたが、手もちの服が増えてきたことで、リメイクにも挑戦するようになりました」
そんなのんさんが「昨夜、急に思い立ってつくったんです」と見せてくれたのが、「ミナペルホネン」のワンピースをリメイクした、トートバッグ。
「気に入って着ていましたが、着丈が今の自分にはあまり似合わなくなって。でも手放すのはもったいないから、ほかのワンピースの生地と組み合わせてバッグにしました。取っ手を生地からつくるのは大変なので、黒のバイヤステープで代用。本体は直線で縫い合わせるだけなので、リメイク初心者の人も挑戦しやすいと思います」
リメイクを気軽に楽しむには、「クオリティを気にしない」ことも大切だそう。
「私も最初は縫い目が曲がったり、よれたり…としょっちゅう失敗していたけど、自分のアイデアが形になるのがおもしろくて。続けているうちに『まっすぐ縫えるようになりたい』『幅をそろえたい』と欲が出てきて、自然に上達しました。まずは細かいことを気にせず、楽しむのがいちばんだと思います」
服に限らず、なにか買うときはしっかり吟味して、「自分にいちばん似合うもの」だけをセレクト。だからこそ、ものはできるだけ長く使いたいと考えているそう。
「スマホケースも、同じものを5年くらい使っていて、ボロボロだね、と周りの人に指摘されていたくらい(笑)。今、服以外で興味のあるリメイクは、アトリエにあるソファベンチの座面のはり替え。好きな生地を見つけて、自分でやってみたいと思っています」