団地やマンションは、窓が共有部分に指定されているケースも多いもの。リノベしたとしても、窓や窓枠を変えるのは難しいですが、ちょっとした工夫で印象を変えることは可能です。今回は、簡単DIYで印象チェンジに成功した野村恭子さんの自宅を見せていただきました。築古物件を少しでもすてきに見せたいと考えている人は必見です。
すべての画像を見る(全5枚)窓の古さは、リノベしても払拭できない
古い団地の窓をDIYで生まれ変わらせたというのは、建築カラープランナーの野村恭子さん。築43年の分譲団地に家族4人で暮らしています。
「入居時にリフォームを行いましたが、窓は変えられず…。キッチンを新しくしたり、壁紙を自分ではったりしていくら工夫を凝らしても、窓まわりはどうしても古くささが抜けませんでした。そこで、以前から海外のインテリアを見て気になっていた格子窓を自分でつくることにしたのです」(野村さん、以下同)
ホームセンターの工作材で格子窓を手づくり
格子窓をつくるといっても、窓枠を入れ替えるわけではありません。既存のサッシに工作材をはりつけ、格子窓風に仕上げるだけです。
「細い木材に色を塗り、はりつけるだけのお手軽格子窓。わが家は分譲ではありますが、DIYは原状回復できることを前提にいつも考えています」
使っているのは、ホームセンターで手に入る工作材。厚さ5mm、幅20mmのものです。
窓のサイズに合わせてカットし、ペンキで色を塗りました。