秋の行楽シーズン真っ盛り。井の頭自然文化園で見つけた、とびきりキュートな動物たちをご紹介します。
なかには、寒い冬に備えてもっふもふ、ふっかふかの冬毛になっている動物も。
見ているだけで暖かい気分になれる、来園者に大人気のもふもふ動物たちです。
井の頭自然文化園のかわいすぎるもふもふ動物たち
●不機嫌な表情がかわいすぎ!キツネの仲間・フェネック
すべての画像を見る(全5枚)フェネックは体長40cmほどで世界最小のキツネの仲間です。
こんなにもふもふの毛が生えているのに砂漠地帯に住んでいるんです! 大きくてキュートな耳は体温を逃がすのに役立っているんですね。
この写真では怒っているような表情になってしまっていますが、本当は大きな黒い目がかわいらしい、井の頭自然文化園の人気者だそうです。何匹かで体を寄せあってお昼寝している姿を見ると幸せな気分になれますよ~。
●リスは毛の生えかわり時期!白っぽく変わります
岩の上からこちらを見ているのはニホンリスです。
よく知られた習性として「貯食」がありますね。あとから掘り出して食べるために、クルミを地中に埋めておくんです。さらに、丈夫な歯を持っているのでかたいクルミの殻を上手に割って食べることもできます。
秋に夏毛から冬毛に生えかわるのですが、最近はだいぶ白っぽい冬毛のリスが目立ってきました。
●お昼寝中のアムールヤマネコ
秋の穏やかな日差しを浴びて気持ちよさそうにしているのはアムールヤマネコ。
暖かくて居心地のいい場所を知っているのはやはりネコの仲間だからなのでしょうか。
●来園者をにぎやかにお出迎え!大きな声のコールダック
アヒルの品種の中ではもっとも小さいのですが、鳴き声は大きく、その特徴的な鳴き声からコール(call)ダック、と名づけられたそうです。
井の頭自然文化園では七井門から入園するとすぐ目の前がコールダック舎で、お客様をにぎやかにお出迎えする役目をしてくれています。
●威嚇するのも元気な証!絶滅危惧種のツシマヤマネコ
最後に紹介するのはツシマヤマネコのノリです。ツシマヤマネコは長崎県対馬にのみ生息していますが、個体数が減少しており絶滅が危惧されています。井の頭自然文化園で展示しているツシマヤマネコは写真のノリだけでほかは非公開です。
朝、飼育係がヤマネコ舎へ行くと、口を大きく開けて「シャー!」とお出迎え。威嚇ではあるけれど、それも元気の証しととらえているそうです。
【写真・情報提供:井の頭自然文化園】
東京都武蔵野市にある都立の動物園。井の頭恩賜公園の一角にある。開園は1942年5月17日。公式ホームページ「
井の頭自然文化園」で園についての情報を発信している