年齢を重ねた今、目指したいのは必要なものを残した、ゆとりある暮らし。家事や仕事を楽しみながらも、好きなことに打ち込むことで毎日を充実させている、女優・西田尚美さんの暮らしを伺いました。
すべての画像を見る(全2枚)西田尚美さんの暮らしのこと
気持ちよく新年を迎えるためにも、年末に向けて少しずついらないものを手放したい…。そんな気持ちが高まる今の時季。西田尚美さんも、日頃からシンプルな暮らしを目指して、できるだけものをため込まないように心がけているそう。
●年末はクローゼットの見直しをするつもりです
「昨日も急に思い立って、使っていないショップカードや診察券を整理したところです。まとめてポーチに入れていたのですが、あらためて1枚1枚チェックしてみたら、今後も必要なものは数枚だけ。20枚くらいは捨てたと思います」
ファッションも好きな西田さんですが、洋服は新しく1枚買ったら、古いものを1枚手放す…というように、クローゼットの循環を意識。
「そうしないと、どんどんたまっていく一方ですよね。汚れたりほつれたりしたものは迷わず捨てられるけど、まだ着られるものを手放すのは難しいです。今、気になっているのが、何枚も持っている白いシャツ。よく見ると変色しているものもあるので、漂白したら着るのか、きれいにしてももう着ないのか…。大掃除のタイミングで、しっかり見極めようと思っています」
●英語にピラティス…とやりたいことはたくさん
プライベートでは、中学生の娘の母でもある西田さん。子どもの手が離れるのはまだ先ですが、成長につれて、地方公演や地方ロケに行ける機会が増えてきたそう。
「家のことは夫と娘にまかせて、『行ってくるね~!』と安心して出かけられるようになりました。それと、時間ができたことで習い事に打ち込めるようになったのもうれしいです。今は英語を習っているのですが、最近、ひとつの課程が終わったところで、この先に進むかどうかの決断をしないといけないんです。仕事と重なっていると、『早くせりふを覚えなきゃいけないのに、英語の宿題やってる場合じゃない』と焦ってしまうんですけど、ここでやめてしまうのももったいないなぁ…と。せっかく頭が英語に慣れてきて、少しずつ音声を聞き取ったり、話せるようになってきたので。どうやって時間をやりくりするかが課題ですが、それを考えるのも楽しいんですよね」
語学の勉強に加えて、いかに体を動かす習慣をつけるかも、最近の西田さんのテーマだそう。
「夏の舞台のときは、キャストのみんなでDVDを見ながら、昔流行った『コアリズム』のエクササイズをやっていたんですよ。懐かしいですよね?(笑)。でも公演が終わってしまったので、体がなまってしまわないように、しばらくお休みしていたピラティスも再開したい。やりたいことはたくさんあるんです。忙しくても、自分のための時間をうまく生活のなかに組み込めたら、毎日の充実度はグンと上がりますよね」
西田尚美さんが表紙を飾ってくれたムック『これからの暮らしby ESSE vol.3』(扶桑社刊)が好評発売中です。西田さんの詳しいインタビューを掲載しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。