●寝室の「捨てていいもの」~筆子さん
50歳から本格的にミニマムな暮らしをスタートさせたという、カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さん。寝室をすっきりさせるコツを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全16枚)まず、枕を持ちすぎていないかチェックしてください。
いちばんしっくりくる枕を追い求めて、まめに枕を買い換える人も多いと思いますが、新しいのを買ったら、古いほうは処分しましょう。古い枕はカビやダニの温床になります。私は、2014年の初めに木枕を買って、もう8年以上使っています。枕はこれ1つだけですし、枕カバーも不要なので、ものが増えません。
抱き枕やクッションなど、枕と似ている、やわらかい物体がベッドにたくさん転がっていたら、そちらも捨てましょう。
寝間着も見直しましょう。洗い替えをすることを考えると、春夏用2着、秋冬用2着あれば、十分だと思います。私は通年で1着のパジャマを使っていましたが、1着だけだと傷みが激しいので、最近は通年で2着に変えました。
パジャマ代わりにしている部屋着や古着もそんなにたくさんはいりません。着ない服は全部「部屋着にするから」と言ってなかなか捨てない人がいますが、着るのは自分ひとりだけです。使いきれる範囲にとどめましょう。
そのほか、枕元やベッドサイドテーブルに置いてある細かいものは、必要なものだけ残して、全部撤去しましょう。
快眠グッズを買い込む人がいますが、寝る場所にごちゃごちゃものを置かないほうが、結果的によく眠れますよ。眠れないなら、ものにたよるのではなく、生活のリズムを整えることから始めましょう。
すっきりした寝室にするために重要なのは、
・睡眠に関係ないものは寝室に置かない
・できるだけ視覚的ノイズを減らす
・ものに頼らない
この3つです。生活する部屋が寝室を兼ねているときも、ものはできるだけ減らしましょう。寝る前に、部屋を片づけていったんリセットするのもいいですね。
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50代からの寝室で「捨てていい」もの。熟睡するためにタオルや部屋着も処分を
●収納つきのベッドを有効活用~酒井マサコさん
いつか来るかもしれない一人暮らし。そんな暮らしを心地よく工夫している人がいます。 それは、50代で都内ワンルームマンションに住む酒井マサコさん(59歳)。すっきり暮らす秘訣を教えてもらいました。
チェストやベッドなどの大型家具は、コンパクトな暮らしには合わない、と考えがちです。 ふたりの子どもが独立してから3回住まいを替えた酒井マサコさん(正社員営業職)のお宅はダイニングテーブルもソファもないすっきりとしたワンルームです。
ですが、30年以上前から使っているチェストやベッドだけは手放さず、大切に使い続けています。その理由は収納力。どんなふうにこれらの家具を活用しているのでしょうか?
約30 年間愛用しているドイツ製のセミダブルベッド。マットレスの下は広い収納スペースになっています。
「息子が使っていた剣道の竹刀や娘のひな人形など思い出の品々、そして子どもたちが泊まりに来たときに使う布団やバスタオルなど、かさばるものはすべてここに収納。押し入れ代わりですね」
大きな収納力のある家具があれば、普段使わないものはしまっておけるので、部屋の見た目もスッキリとした生活を送ることができますね。
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59歳、ワンルームで一人暮らし。30年使い続けた家具も上手に活用