●61歳、ハードな舞台を乗りきるために意識していること

座り
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ハードなイメージがある舞台。今年61歳になった長野さんは、普段の生活のなかでどのようなことに気をつけていらっしゃるのでしょうか。

「舞台に入ったら絶対に健康でいなくちゃいけません。たとえば、膝や腰が痛いということを未然に防ぐ。疲れを溜めないように、食べるものとか、食べる量は気をつけています。あとは、睡眠もきちんととって」

また、朝は長野さん流のルーティーンも。舞台公演期間中は、いつもより真面目にやるようにしているそう。

「毎朝同じ時間に起きて、最近ヨガを始めたので20分ぐらいやって、瞑想も取り入れて。
舞台の期間中は、テレビの撮影とは違って時間がちゃんと決まってるから、そこにベストな状態を持っていけるように工夫しています」

 

●60代になってお酒をやめた。毎日自分をほめることも大切に

そして、疲れをとるために、日々の生活でもちょっとしたことに気をつけているという長野さん。

「よく言われていることですけど、寝る3時間前にはあまり食べないようにするとか、夜遅くまでコーヒーを飲んだり、甘いものを食べたりしないとか。あと、最近、お酒をやめたんです。飲むと頭が痛くなるようになってしまって、その話を朝ドラの撮影のときに片岡鶴太郎さんにしたら、『それがチャンスだよ、やめちゃってもいいんじゃない』って。未だにお酒を飲める人はいいな、という気持ちもあるんですけど、自分にはもういらないんだな、と思いました。必要なくなったものを切り捨てていくのも大切だと思います。

あとは、自分を毎日ほめたり、讃えたりしています。『よかったね』とか、『ありがとう』って自分に言うことですごく力になるんですよね。私も、自分がすごくダメだって思うこともあるんですけど、『そんなことないよ、よくできてるよ、大丈夫だよ』と言うと、案外納得できたりするんです」

 

●自分の面倒をちゃんと見よう、という気になった

横顔

今年、フリーとなった長野さん、そんな長野さんが今後やってみたいことは。

「フリーってすごく風通しがよくていいなあ、と思っていて。そうしたら、自分の面倒をちゃんと見よう、という気にさせられました。いずれは野外劇がやりたいんです。厳島神社の海のあたりの舞台でやらせてもらいたいな、とか、島とか山の中でやりたいな、とか。野外劇だけじゃなくて、音楽があったり盆踊りもあったり、キャンプファイヤーもできたらいいな。そのためのコミュニティをつくれないかな、と思って、今はホームページを立ち上げたので、そこにファンクラブをつくって、発信して、そういう夢をみんなで共有していきたいな、と思っています」

 

【公演情報】

パルコ・プロデュース2022『凍える』

作:ブライオニー・レイヴァリー/翻訳:平川大作/演出:栗山民也
出演:坂本昌行 長野里美 鈴木 杏
公演日程:2022年10月2日(日)~12月11日(日)
東京ほか、福島、兵庫、豊橋、松本、新潟、北九州、沖縄を巡演

 

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