間取り図と外観、周囲の環境について

●間取り図

間取り図
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傾斜地に建つこの家は、道路面から下のレベルに家族の居住スペースとなる1階と地階があり、道路と同じレベルにロフトつきのアトリエが設けられた4層で構成されています。

 

●外観

外観

接道面から見た外観。左はアトリエの玄関、右の階段を下がったところが住宅の玄関。一見するとシンプルな平屋のようですが、この下には1階、地階を擁する建物。

道路面から下に3.5mほどの高さがある敷地なので、その高低差を生かした設計がなされているのです。車庫下はドッグランも兼ねたピロティになっています。

 

快適な時間を過ごすための居住空間

この家のこだわりポイント

  • 1.ネコが健康で快適に暮らせること
    2.犬を飼うのに不自由しない設備
    3.夜でもピアノが自由に弾ける部屋
    4.土足で過ごせるアトリエ
1階のLDK

生活の中心となる1階のLDKは上質に仕立てられたくつろぎの空間。ダイニングは折り上げ天井にして間接照明を仕込みました。L字に配されたひとつながりの空間ですが、高さに変化をつけることでゆるやかに分節しています。

道路面からひと階層下に位置していますが、敷地が傾斜地なので圧迫感なく窓からの眺望が楽しめます。

 

キッチン

L字型とアイランドを組み合わせたキッチン。壁につけられたキッチンカウンターの延長に犬のトイレなどを設置。

 

和室

ダイニングの隣には、小さいながら和室も設けてあります。

 

地階の図書コーナー

地階の図書コーナー。

 

音楽室

妻と長女の強い希望でつくられた音楽室。地階の構造体はRCですが、その中央に入れ子のように音楽室を配置しています。二重のRCで囲まれた音楽室は、防音性も抜群。夜中に演奏しても、音が外部に漏れることはありません。

 

アクアリウムコーナー

水場も用意されたアクアリウムコーナー。

 

アトリエの応接コーナー

アトリエの応接コーナー。正面の窓は東に面し、その窓からも外の景色を楽しめます。

 

可動間仕切りで仕切ったアトリエ

可動間仕切りで仕切ったアトリエ。

 

この家のデータ&使われている素材と設備

敷地面積/175.65㎡(53.2坪)
床面積/184.48㎡(55.8坪)
地下階/63.35㎡(19.1坪)
1階/61.39㎡(18.6坪)
2階/59.74㎡(18.0坪)
用途地域/第一種低層住居専用地域
建ぺい率/40%
容積率/80%
構造/RC造+木造軸組工法

素材

[外部仕上げ]
屋根/ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺き
外壁/左官仕上げ
[内部仕上げ]
地階床/コルクタイル
壁/RC打ち放し、クロス
天井/クロス
1階
床/塩ビタイル 壁・天井/クロス
2階
床/ウォルナットフローリング 壁/クロス天井/羽目板

設備

厨房機器/オリジナル(クチーナ)
衛生機器/LIXIL
窓・サッシ/LIXIL

設計/廣瀬慶二(ファウナ・プラス・デザイン一級建築士事務所)

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