間取り図と外観、周囲の環境について
●間取り図
すべての画像を見る(全26枚)約100坪ある敷地の中央に配置された建物は、1階部分を鉄筋コンクリート造のゲタを置いたような構造として、南北両面を全面ガラス張りに。
●外観
道路側から見ると平屋のように見えますが、この部分は2階。1階は鉄筋コンクリート造で2階が木造。万一古い擁壁が崩れても、1階のコンクリート造で守られるので安心。
天井高約3.4mのLDKの窓いっぱいに景色が広がり、中にいながら屋外の気持ちよさがあります。2階にも横に連続する大きな窓を設けたので、より高い目線から景色を楽しむことも可能に。
道路と敷地の大きな高低差というデメリットを解消するため、道路から2階レベルに直接アクセスし、駐車できる人工地盤をつくりました。
LDKの窓いっぱいに景色が広がり、まるで外にいるよう
この家のこだわりポイント
- 1.周辺環境を生かした南北2つの庭
2.景色を取り込む大きな開口部
3.天井が高い大空間のLDK
4.カスタム可能な自由空間
南北両面が全面ガラス張りで、大胆に光や視線が抜けるLDK。南面では隣接する公園や庭との連続感を、北面では遠景への見晴らしと家庭菜園の眺めを楽しめます。
数年前から始めたキャンプも、庭ならいつでも可能。「なかなか出かけられない状況になると、芝生にタープやテントを張ってご飯を食べたり、そのまま外で寝たりしています」と、アウトドアライフを満喫している様子。今後はたくさんの人に来てもらえる場所にしたいと抱負を持っています。
2階のバルコニーは、庭をはさんで擁壁上にある公園とちょうど高さがそろい、まるで公園の一部になったよう。居心地がいいので娘さんはシートを敷いておやつを食べたり、遊んだりくつろいでいるそう。
LDKから見えるのは庭の木々と広い空
3.4mと天井の高いワンルームのLDK。リビングには壁一面に棚を造作し、飾っておきたい本や小物類を選んで置いています。シャンデリアのような照明器具は照明デザイナーである妻のデザイン。
キッチンもフルオープンにしてLDの広がりに取り込みました。北側の開口部から見えるのは庭の木々と広い空。シャープなシルエットが印象的な階段はコンクリート製。
木造の2階は、小長谷さんの設計事務所と妻の照明デザインのオフィスとして使用。1階同様南北に大きな開口部があり、より高い視点からの眺望を楽しめます。