2つめの床下収納はパントリー内に
すべての画像を見る(全6枚)間取りと格闘したところ、どうやらオープン収納になっている、キッチン背面のパントリーなら収まることが判明。場所が水回りに近くて点検しやすい、ということもあって、ここに決定しました。
結果的に、通路に少々はみ出てしまったのが残念ですが、ジャマにはなりません。こちらも和室のように床下収納の上のものがすぐに移動できるゴミ箱を置いています。普段はほとんど隠れてしまっているので、存在感はありません。
キッチン通路に当たり前のようにある床下収納
床下収納は、施主側がとくに指定しなければ洗面所やキッチン通路などに配置されがち。ですが、そのいずれも家族が日常的に何度も通る場所です。
とくにキッチンの通路は、調理中に長くいる場所。動き回ることも多いです。縁のわずかな段差が気になったり、油や水はねで汚れやすかったり、見た目があまりよくなかったり…。
収納としての使い勝手を考えても、どうしても用途は限られます。そんなわけで、筆者の場合は、あくまで「点検口」と割りきり、隠してしまいました。
ちなみに現在、わが家では床下収納に今年仕込んだ梅酒が入っています。このように、「今使わないけどそのうち使う」というような使用頻度の低いものを一時保管するにはいいのかもしれません。完全に使わないものだと、私は入れたことすら忘れてしまいそうです。
床下収納の配置で、気をつけた方がいいと感じたこと
最後に、工務店とのやりとり、そして筆者の経験から感じた、床下収納の配置のポイントを紹介します。
・見た目だけを考えるのではなく、大事な家を点検するためのものなので、水回りから極端に離れた場所は避ける(工務店のアドバイス)
・点検口の上に、すぐ移動できない重量のある家具を置くのは、点検の妨げになるのでNG
・実際に点検口から床下に人が入れるが重要なので、周囲に造作家具を固定する際は慎重に
・収納内につくる場合は、収納のサイズと、点検口の上になにを置くかを事前に考えておく
これから家を建てる方は、床下収納の場所を今一度考えてみてはいかがでしょうか。キッチンまわりもスッキリした印象になりますよ!