●生き甲斐の大きな副産物。体と心の健康に気をつけるようになった

「がま口バッグを待っていてくれる人がいる」と、がんばりすぎるG3でしたが、だんだん無理なくつくり続けるために、生活を整えるようになりました。今は、朝は5時に起床。朝食にB3がつくってくれた具だくさんのお粥を食べて、7時から仕事を開始。途中で昼食、休憩を入れながら、17時ごろまで働きます。

G3sewingを始める前は、なんとなくベッドで寝ていたり、ごはんの時間も不規則でした。仕事のおかげで、規則正しい毎日が送れるようになり、体にも心にもいいようです。

工具の収納
がま口バッグづくりに必要なパーツは、見やすく収納。効率よく仕事ができるようにG3がつくました
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仕事をしていると座りっぱなしなので、「なるべく外に連れ出すようにしている」とkikiさん。週1回くらいは、G3とB3を車に乗せてスーパーに行き、スーパー内散歩をしています。重いものなどの買い物はスーパーの宅配サービスを利用しているので、この買い物は運動&気分転換が目的です。

「月1回お給料日に“がんばりました会”をしています。近所の庶民的な店で昼食を食べながら、その月につくったバッグの個数を発表して3人で拍手。そして、それぞれがんばったことを発表して、褒め合います。だから、反省会ではないんです(笑)」(kikiさん)

 

3人でいつも『楽しくないといいものがつくれない』と言っているそう。外に持って行きたくなるようなバッグは、製作者の楽しい気持ちが表現されると思うからです。

お金も希望もなく、あるのは命と病気だけ。そんなG3と家族が元気になった物語は、きっとたくさんの方々の生きる希望になると思います。

 

さらに詳しく知りたい方は、書籍『あちこちガタが来てるけど 心は元気! 80代で見つけた 生きる幸せ』(KADOKAWA)でチェックしてみてくださいね。

 

あちこちガタが来てるけど 心は元気! 80代で見つけた 生きる幸せ

あちこちガタが来てるけど 心は元気! 80代で見つけた 生きる幸せ

お金も生きがいもない80代の父(じーさん=G3)が、娘(kiki)に頼まれたミシンの修理をきっかけに元気を取り戻していく物語。お金はなくても、体は衰えても、80代の毎日が楽しくなるコツが詰まっています。

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