バブリーキャラが大人気のお笑い芸人の平野ノラさんは、片づけの達人としても知られていますが、元汚部屋の住人だったそう。そんなノラさんが片づけを始めたきっかけや、ものを捨てて変わったことについて教えてもらいました。

関連記事

「捨てられない服」を手放す3つの方法。片づけ達人・平野ノラさん伝授

片づけると、やるべきことがシンプルになる

リビング
ノラさん宅のリビング
すべての画像を見る(全4枚)

著書『部屋を片づけたら人生のミラーボールが輝きだした。』(KADOKAWA刊)で、すっきりと片づいた自宅を公開している平野ノラさん。

「部屋をきれいにしたいと考えている方はもちろんですが、これから自分の人生をどう生きよう、どうしたら自分を生かせるんだろうとモヤモヤしている方たちに読んでいただけたらうれしいです。片づけって、私にとっては開運術。なんだかうまく回らないと悩んでいるときは、部屋の中も散らかりがち。余計なものを捨ててすっきり片づければ、自分のやりたいことややるべきことがシンプルに見えてくるんです」

●迷える20代のころは、汚部屋の住人だった

平野ノラさん

そう話すノラさん自身も、芸人になる夢をあきらめ、どう生きるべきか悩んでいた20代の頃は、汚部屋の住人だったといいます。
「自分になにが向いているかわからず、資格の勉強を始めては挫折し、使わなくなった道具ばかりたまるいっぽうで…。部屋の中は足の踏み場もなく散らかってしまい、仕方なくお風呂のフタに食事をのせて食べたりして、本当にすさんだ生活をしていました(笑)」

そんなとき、片づけの本に出合い、「これかもしれない!」とピンときたのだそう。
「まずはペットボトルとか、あいたお菓子の袋とか、ゴミを捨てるところから始めました。当時はゴミをゴミと認識できないほど、ひどい状態だったんです。そこから、使っていないたくさんのものを処分してすっきりしたとき、やっぱり芸人になる夢をあきらめたくないと強く思いました」

そして、31歳で再び芸人の道を目指すことを決意。その後も、ブレイク前にバブリーネタ1本に絞ろうと決意したときなど、人生の大きな節目の前には、大きな片づけがあったといいます。