●アメリカとカナダの入国方法
すべての画像を見る(全8枚)アメリカも入国には陰性証明書を求めていましたが、ちょうど6月から撤廃。私はグリーンカード(永住権)保持者、二重国籍の息子は米国市民でもあるので、ワクチン接種証明さえも不要です。
それ以外のステータスの外国人は原則、ワクチン接種証明が必要で、米国行きの飛行機に乗る前に、各航空会社の搭乗手続きカウンターで提示することになっています。アメリカ入国自体は、あっけないほど普段通り。
7月に旅行をした隣国、カナダの例も紹介しましょう。カナダ入国には、日本同様にアプリの登録が必要です。陰性証明書の登録は不要となりましたが、ワクチン接種証明は変わらず求められます。
アプリの登録情報は入国管理局のデータと連動しているようで、入国時にアプリ画面の提示は不要でした。入国審査もあっさり。ただしトリッキーな点も。入国時、ランダムに選出された人のみ検査キットを渡され、滞在期間中、リモート診療により検査結果を報告する義務がありました。
アメリカやカナダの街中でマスクを着用する人はほとんど見かけません。観光名所やイベントはもちろん、レストランもバーも大にぎわい。公共交通機関もマスク着用はオプションとなっており、よいのか悪いのか、普段通りの生活に戻っています。
●マスク、医療機関…日米の違いは?
日本では酷暑の中で多くの方がきちんとマスクを着用し、手指の消毒、検温も変わらずに徹底している様子。すでに規制ゆるゆるのアメリカから来た身には、あまりのギャップに驚きでした。
私も日本に帰省中、常にマスクを着用していましたが、機能性の高いマスクだと湿度の高い日本では中がかなり蒸れます。この過酷なマスク生活を2年半以上続けているなんて…と軽くショックを覚えました。
アメリカではマスク着用が全面解除となり、ここシアトルでも医療機関や飲食店従業員を除けば、マスクをしている人を見かけることはまれです。濃厚接触者はマスクを着用すれば、自己隔離不要。
どんどんwithコロナに舵を切っている印象ですが、シアトルに限れば入院者と死亡者の数はほぼ横ばい状態が続いているので、やはりオミクロン株の特性を見極めての判断なのかと思います。