ご飯づくりや家事など、毎日意外と長い時間を過ごすキッチン。そんな大切な場所だからこそ、居心地のいいお気に入りの空間にしたいもの。

今回ESSEが取材したのは、「自分の部屋よりも長くキッチンで過ごす」という料理コラムニスト、山本ゆりさんのキッチンです。

女性がキッチンに立っている所
理想の生活を思い描きながら形にしたキッチンのこだわりは?
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憧れの暮らしを想像してキッチンを理想のスタイルに

マイホームへの引っ越しを機につくり上げたキッチンは、山本さんの暮らしの中心ともいえるとっておきの場所。こだわりのインテリアと愛着のある道具であふれています。

「マイホームを建てる際、キッチンだけはできるだけ居心地よくしたい、という思いはありました。実際、毎日のご飯づくりのほか、料理の試作や撮影、レシピ作成やコラムの執筆など、一日のほとんどをキッチン周辺で過ごしています。とくにご飯をつくっているときの、においが立つあの時間が好き。幸せを感じます」と語る山本さん。

そんなキッチンは、ハウスメーカーに勤める友人にインテリア本を片手に相談し、可能性を探りながらつくり上げていったそう。
使いやすさと居心地のよさのポイントを教えてもらいました。

●インテリア本をキッチンづくりの参考に

テーブルの上に本

憧れのキッチンづくりのために、インテリア本をたくさん読んだそう。

「好みのキッチンのページを探しては、思い描いているイメージを伝えるため、設計士さんに見せまくりました(笑)」

●執念で探した白いタイルで清潔感がアップ!

白タイルは、ネットで探してようやく見つけた1枚40円のもの。

「格安品のせいか、汚れがイマイチ落ちにくくて(笑)。ついたらすぐみがくようにしています」

●ダイニングテーブルは料理撮影にも大活躍

ブログの撮影は光が入るダイニングテーブルの端が定位置。

「キッチンと行ったり来たりして、すてきに見えるよう試行錯誤しています。時間を忘れるほど楽しい!」

●おしゃれな食事に憧れてつくったカウンター

キッチン

素材にこだわった、ステンレス×木のキッチンカウンター。

「ここでおしゃれにご飯を、と思ってつくったカウンター。理想はなかなか遠く、今は作業台として使っています」

おしゃれ感ゼロでもいい! 安くて丈夫な道具が大切な愛用品

そんなキッチンで毎日使う調理器具は、近所で買える、安くて丈夫、使いやすいものを一軍に。
「おしゃれな道具に憧れるのに、結局は手に取りやすいものを使ってしまいます。使うほどに道具のクセが手になじみ、ご飯づくりの大事な相棒になっています」

●消耗が激しい道具は安いものでOK

390円のフライパンはドラッグストアで購入。

「毎日酷使するので気軽に替えられて気がラクなのもうれしい」

100円ショップのお好み焼き用のヘラはフライ返しとして活躍。

「スパチュラは結婚したときに母がくれた年季ものです」

●道具は長く使うほど使いやすくなる

昔ながらの雪平鍋が使いやすく、ウロコがとれても愛用。

「軽いし、すぐに沸くところが好きです」

使ううちに溶けたり、ゆがんだり、柄が焦げたりしたツールたち。

「曲がったお玉も手になじんで捨てられません。ずっと現役です」