間取り(リノベーション前後)
すべての画像を見る(全20枚)リノベーション前
リノベーション後
対面式キッチンを壁づけに変更し、収納量を確保。さらに作業カウンターを配して効率もアップ。またキッチンと洗面をつなぐことで、家事動線も改良されました。
ゾーニングの調整でウオークインクローゼットはかなりの広さを獲得し、土間風の収納スペースも新たに生まれました。
リビングやダイニングにも暮らしを楽しむ工夫が
リビングの大きな壁面は置き家具を少なくして広さを確保。ピクチャーレールを設置し、ドライフラワーなどをつるして楽しんでいます。
ダイニングのくぼんだスペースを有効活用し、子どものデスクコーナーに。「娘が自分の部屋に行くようになったら、次に息子が使うと思います」。その脇の書類整理用の書棚は、ファイルボックスを活用して美観をキープ!
リビングの隣には洋室が続き、現在は子どもたちのプレイルームとして利用。普段は扉を開けたままで、リビングの続きのように使っています。「DKからも目が届きやすい位置関係がいいですね」と夫妻。
奥のウォークインクローゼットに空気がこもらないよう、洋室の壁に通気用開口を設けています。
玄関の床や収納はリノベすみの既存を生かし、壁に下地を加えて姿見を取りつけました。
洗面室は位置を変えず、洗面台も既存を利用。廊下からもキッチンからも出入りできるようにして回遊動線を確保。扉を閉めれば、洗面室はゆったりとした脱衣スペースに。
住まい手に聞きたいこと、リアルにインタビュー
●リノベのきっかけと物件探しは?
子どもの成長にともなって、もっと広い家を購入したいと考え、それまで住んでいた賃貸住宅と同じ学区内で物件探しを開始。新築マンションも内見しましたが、徐々に自分たちの好みを反映しやすい中古マンションのリノベーションにシフトしていきました。
建物の3階以上であること、また駅近などを条件に、やっと見つけたのが今の物件。
「現況で購入できるのが理想でしたが、ここはフルリノベずみ。キレイなのにさらにお金をかけて工事するか、正直悩みましたが、とくにキッチンの向きに不満があり、リノベ前提で購入を決めました」
●リノベーション会社はどう選んだ?
夫妻が望んだのは、リビングと向き合うキッチン回りと収納スペースの充実。住宅系の雑誌を見てテイストが好みの4社を選び、プランと見積もりを依頼しました。
「同じように話しているつもりなのに、4社4様の異なるプランでびっくり。でもいまひとつ決め手に欠けるのでもう1社検討してみようとなり、訪ねたのがこの会社でした」
同社からは壁づけキッチンに加え、デッドスペースを活用した土間空間の提案も。たしかにキッチンは収納のことを考えると壁づけがいいなと。土間空間のアイデアも大いに納得でき、ぜひとお願いすることに。
●住んでみて感じたこと、よかったことは?
フルリノベずみ物件をさらにリノベしたT邸。当然総予算は割高になるため、物件購入後、ネットで見つけたFPに資金計画について相談したそう。
「なんとかなる、ではなく、自分たちにとって無理のない総予算や返済計画を把握できたのはとてもよかったです」
その予算の範囲内で、大胆なキッチンの変更を実行。各社から見積もりを取る段階では、せっかくリノベすみなのだから10年後にまた変えたらどうかという提案もあったとか。
「10年住んだらもう慣れてしまって面倒にもなる。住む前だから思いきって費用をかけられ、理想を追求できて大満足です」。
大空間のアクセントとなる、明るいイエローのクロスは夫のチョイス。
ミーレの食洗機は妻のリクエスト。大容量であることが条件のひとつだった。あと片づけの時短がかない、子どもたちと一緒に過ごす時間が増えたそう。
この家のデータ&使われている素材と設備
建物規模:地上9階建ての3階
素材
玄関、リビング
床:既存(リノベすみ。以下同) 壁、天井:クロス
DK
床:フロアタイル 壁:タイル、クロス 天井:クロス
寝室、洋室
床:既存 壁:クロス一部貼り替え 天井:既存
子ども部屋
床、壁、天井:既存
洗面室
床:フロアタイル 壁:クロス一部貼り替え 天井:既存
トイレ
床、壁、天井:既存
設備
キッチン
ウッドワン
サニタリー
バス:既存
トイレ:既存
設計・施工スタイル工房
上質な自然素材を取り入れ、年月を経ても快適に暮らせるリノベーションを目指す設計・施工会社。価格と工期のバランスを重視し、環境を大切に考えたエコな家づくりに定評がある。物件探しからのワンストップサービスや資金計画のサポートも対応OK。浜田山店、南青山、横浜店の3店舗を展開