年齢を重ねるにつれて目元の華やかさが薄れ、ちょっぴりお疲れ顔に……。そんな悩みを解消するカギとなるのが、メイク難易度Sの「アイライン」。目を大きく見せるだけでなく、カラーを変えることで“こなれ感”も演出できます。今回はアイライナーの引き方やカラーの選び方について、『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた(ダイヤモンド社)』の著者であり、現役美容部員でもあるBAパンダさんにうかがいました。
アイライン成功のコツ(1) 描く前に重要な「準備」って?
すべての画像を見る(全8枚)描いたはずの線が消えたり、にじんだり、ときには濃く引きすぎて極太になったり…やればやるほど、正解が分からないアイライン。幾度の失敗を重ねて、引くのを諦めた方も多いのではないでしょうか。BAパンダさんによると、アイラインを引く前の下準備も大切なのだそう。
「目が乾いた状態でアイメイクに集中すると、目のフチに涙がたまってにじみやヨレの原因に。それをリカバーしようと引き直すうちに、線が太くなったり汚れたりします。そんなときに役立つのが、『目薬』です。逆効果なのではと思うかもしれませんが、適度な潤いを与えることで目をしっかり開けてアイラインを引きやすくなりますよ」
アイライン成功のコツ(2) 引くのではなく、「まつげの間を埋める」が鉄則!
アイラインでもっとも多い失敗といえば、線がガタガタになってしまうこと。そんな失敗を防ぐため、まずはアイラインでまつげの間を埋めていきましょう。一筆で描こうとするのではなく、筆先をこまかく動かしながら根元のスキマを塗りつぶしていきます。点で埋めるだけで輪郭がハッキリ見え、目力がアップするそう。
「アイラインで埋めるときは、いろいろな方向からまぶたを持ち上げてピンッと張った状態にします。凸凹を解消して皮膚をフラットにすることで、スキマを埋めやすくなります。鏡を下に置いて顔は正面、目線だけ膝を見るような姿勢がベスト。まつげの根元がよく見えるので、キワまでしっかり埋められます」