夫婦と子ども1人の3人家族が暮らす、72㎡のマンションリノベーション実例です。LDKの隣には室内窓で仕切られた子ども部屋があります。大人と子どものお互いの姿が見えて安心。収納プランも充実。玄関近くの1室を、ウォークインクローゼットにして、LDKに抜けるサブ動線に。衣類がたっぷりかけられて、見渡しやすく風通しのよい収納スペースを実現しました。また、キッチンと洗面とバスルームという水回りを集中させることで、家事がはかどるプランになっています。
すべての画像を見る(全21枚)収納は通路を積極的に活用して大容量&風通しを確保
Tさんの家 千葉県
- ・家族構成:夫39歳 妻43歳 長男7歳
・築年数:築24年(1998年築)
・専有面積:72.20㎡
・工事費:1300万円(税、設計料、施主支給品込み)
・プロデュース・設計:EcoDeco
玄関を入って廊下を直進すればリビングダイニング、玄関収納の横を通ればウォークインクローゼット、水回り、リビングダイニングに通じる2つの動線があります。
「外出時はクローゼットで身支度を整え、姿見(写真正面)で服装チェックができるので快適です」(妻)。玄関収納には扉をつけ、ドアから靴が丸見えにならないよう配慮されています。
以前暮らした家では収納不足に悩んだ夫妻。「新居では限りある面積のなか、いかに多く収納を確保するかが大きなテーマでした」(妻)。設計担当者からは複数の提案があり、そのひとつが回遊動線を利用した収納でした。
玄関近くの1室を撤去してLDKに抜けるサブ動線を設け、これをウォークインクローゼットとして利用するプランです。長いバーに夫妻の衣類をたっぷりかけられて見渡しやすく、通路も兼ねているので風通し良好。空気がこもらないという利点も。
「クローゼットはいわばサブ動線。なにかと便利なので、私も夫もほぼメインの動線として使っています」と妻。ロールカーテンの向こうは奥行きを深く取り、布団などの収納に活用しています。
「リノベーションならではの大胆な変更に感心し、ぜひとお願いしました」(夫)。さらにウォークインクローゼットの動線上に洗面も組み込み、廊下と洗面を結ぶ通路もプラス。「収納力と動線の快適さが格段にアップして、大助かりです」と妻。
玄関ホールからクローゼット方向。クローゼットは通気性確保のために扉をつけず、ストリングカーテンで目隠し。出入りもしやすいそう。
玄関近くの主寝室。壁に設置した室内干し用のバーは、なにかと重宝しているそうです。