保険金は現地確認の3週間後には振り込まれた!

現地確認
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申請手続きの流れについて、説明していきましょう。まずは、加入している地震保険会社に連絡を入れます。その後、担当者が現地確認のために、わが家を訪問。

大きな地震があった際には、保険会社さんもたくさんの問い合わせがあるので、日程はちょっと先になると思います。筆者の場合は3週間程度かかりました。

現地確認で訪れた担当者が、外観と家の中を確認。家財については、当日落ちたものや倒れたもの、壊れたものについて聞いてきます。筆者の場合、家財は現地確認の際には片づけたあとだったので、写真を使って説明をしました。

写真をその場で担当者がスマホで撮影するパターンと、あとで印刷して送付してくださいと言ってくるパターンがあるようです。「写真は多い方がよい」と担当者は説明していました。

外観については、損傷のある場所へ筆者が案内しました。該当箇所を担当者が写真撮影します。担当者が来るまでは、生活に支障のないレベルのものは補修しない状態の方がよいと思います。

筆者の場合、訪問から2週間ほどで、保険金の支払い金額についての連絡があり、その数日後には振り込みがありました。とても迅速に対応してくれた、という印象。

 

壊れた食器が100円でも1万円でも、支払い金額に変わりなし

壁の亀裂

家財の保証額について、高価な服や食器の方が高い金額が支払われるのかと思っていました。しかし、実際に利用してみるとそうではありませんでした。保険の担当者の方から聞いたことを紹介します。

100円の食器と1万円の食器のどちらが被害にあったとしても、地震保険の支払額は変わりません。地震保険は契約している保険金額と、被害の大きさ(一部損、小半損、大半損)で支払われる保険金が決まります。

いいものだからその金額に対して保険金が支払われるのではなく、被害の大きさに対して支払われます。したがって、地震保険会社が現地確認しても100円、1万円と食器の価値が違っても支払われる保険金は変わりはありません。

なお、保証対象は、食器、衣類、アウトドア用品、家電、オーディオといったように分類があります。

建物についてですが、小半損以上になるには相当な被害がないとならないようです。筆者の家は基礎に2か所小さいヒビがあっただけですが、一部損でした。

筆者の家のすぐ近くの実家は、基礎が大きくひび割れを起こしました。玄関の柱は崩れ、外壁も複数箇所はがれました。これほどのことがあっても、地震保険会社による認定は、一部損。わが家と同じでした。

保険会社の担当者も言っていましたが、基礎にヒビが入れば一部損にはなるようですが、小半損となるにはかなりの被害が出ないとならないということでした。

 

地震保険は「家財」も入っていて正解だった!

地震直後の状況

意外だったのは、地震保険に加入しているのに、利用していない人が筆者の周りに多いということです。その一方で、「ダメ元で連絡して、地震保険会社に見てもらった」という友人も複数人います。その人たちは、全員保険金がおりました。

筆者は2度も大きな地震に遭遇しました。2度の体験を通じて思うことは、万が一のことを考えて、加入していてよかったということ。そして、建物だけでなく、家財も一緒に入っていたこと。2度の体験でいずれも、家財の方が保険金が下りやすいと感じました。

せっかく加入しているのであれば、なるべく多くの保険金が出た方が助かります。筆者は今後も更新の際には、地震保険も更新、かつ家財もしっかり加入しておこうと思います。

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