家づくりで、壁にピクチャーレールをつけておくと、気軽にアートや子どもの作品を飾れます。壁にクギを打つことなく、飾るものの大きさによって、調節できるのも、うれしいポイント。14年前に家を建て、ずっとピクチャーレールを利用している日刊住まいライターが、つけておいてよった場所や飾り方を紹介します。
すべての画像を見る(全7枚)飾るもののサイズや場所に合わせて調節可能!
築14年の筆者宅。筆者と夫、子ども3人(長男16歳、長女13歳、次女9歳)の5人と犬1匹で暮らしています。年月の経過とともに家の風合いが増し、今では新築時の雰囲気とは様変わりした住居空間になりました。
新築時、住宅関連の仕事をしている夫は、子どもたちにもデザインやインテリアに興味を持ってもらいたいと、ピクチャーレールを家の各所に設置しました。
今も飾るものは本格的なグラフィックから、好みのフォトグラフなどさまざま。作品の大きさや飾る場所によって調節可能なピクチャーレールは、わが家では大活躍のアイテムになっています。
ピクチャーレールはどんな家でも設置できる!
ピクチャーレールは、コンクリート造など壁にビスが打ちにくい壁面での使用をはじめ、木造住宅などでも、柱にあわせて固定すれば取りつけが可能です。
それぞれ用途に合わせたレールのタイプもあり、筆者宅は軽量タイプのレールを施工時に業者へお願いしました。
ワイヤーの色やフックの形も種類が豊富!
筆者宅の場合は、ピクチャーレールを施工時に設置しているので、ワイヤーやレールアタッチメント、ハンガーなどのアイテムを購入するだけで、設置場所を増やすことができました。
ホームセンターなどには、セットで購入できるピクチャーレールキットや色違いのワイヤー、ハンガーがあります。種類もさまざまで、自分好みのアイテムで空間をつくり上げることが可能です。
では、わが家で活躍している、ピクチャーレールを紹介します。
階段:高さを生かして展示位置を変えると楽しい!
ピクチャーレールは吹き抜けの天井部分に取りつけ、つるすとおしゃれなインテリアとして活用できます。取りつけ位置の高さも自由に変えられるところが最大のメリットです。
階段横の壁は、高さがあるため、施工時に先づけで3mの長さのピクチャーレール設を置してもらいました。
現在は写真のように、2つの作品をワイヤーの長さを変えて等分に配置しています。簡単に取り換えができるので便利です。
子ども部屋:懐かしい自分の作品を額に入れて展示
じつはこの子ども部屋、新築時は吹き抜けでした。当時は壁面に2mのピクチャーレールを設置していました。
その後、子どもの成長に合わせて、吹き抜けをなくして増築することに。それにより、ピクチャーレールは、長男の部屋に設置された状態になっています。
元々3mで購入したワイヤーをカット。小学生の頃に描いた作品を額に収めて、世界でひとつのアート作品を飾ることができました。