春に新生活が始まった当初はきれいだったのに、なぜかもう部屋が散らかってしまった…そんな時期ではありませんか。せっかくきれいにしてもすぐ散らかる…など収納や片づけが苦手な人に共通する特徴は、おもに6つ。やりがちなことをライフオーガナイザーの森下純子さんが解説してくれました。
すべての画像を見る(全2枚)収納・片づけが苦手な人がやりがちなこと
その1.部屋のなかで、ものが出しっぱなし
ものが多くて収納に収まらない、ものが戻しにくくつい出しっぱなしにしてしまう、片づける時間がないなど理由はさまざま。自分の行動を分析して対策する必要があります。
その2.買い込むのが好きでストックも多い
洗面所まわりには洗剤や紙類、キッチンには乾麺や缶詰の在庫がいっぱい…ストック置き場が整理されず、在庫を把握できていないことが原因です。さらに“特売に弱い”と拍車をかけることに。
その3.いつの間にか山積が何個もできる
洗濯物のなかから今日着る服を取り出して着ていくことがある…本来の収納場所が出し入れしにくかったり、そのものを使う場所から収納までの動線が適当でないと、この状態に。あふれたものの山が積み上がっているのです。
その4.とりあえずボックスが複数ある
処分に迷ったものを入れる「とりあえずボックス」がいくつも。時間をおいても判断がつかないなら、自分がしたい暮らしと、そのために必要なものは何かを問い直してみましょう。
その5.外出前に探し物をして時間がかかる
外出前の支度に時間がかかり、遅刻することも。ものを適切にコントロールできず、生活に支障をきたしている状態です。ものを減らし、収納の仕組みをいちから見直す必要が。
その6.多趣味で道具をそろえるのが好き
趣味が多く、興味の範囲が広いと、ものはどんどん増えることに。途中でやめた趣味の道具や何年も使っていないものも保管しているのなら、期限を決めるなど処分の基準を設けて。
片づけが苦手と自覚していても、何が悪いのかわからない…そんなときは、片づかない状態や理由を知ることが対策への第一歩。何となく部屋がすっきりしない人も、参考にしてください。
【森下純子さん】
株式会社アンジェ・リュクス(
http://www.angeluxes.net/index.html)代表取締役。レジデンシャルオーガナイザーとして、ライフオーガナイズの概念を4年間で1000人以上に伝える。片づけ・収納プラン・インテリアコーディネートなど、思考の整理を重視したトータルサポートに定評がある。『
覚えておきたい! 収納・片づけの基本108』(扶桑社刊)では、「片づけや収納がうまくなる方法」や、「右脳と左脳タイプで分かる“利き脳”に適した片づけ方」など、片づけの基本を解説。