デメリットも。衣類乾燥機は衣類にダメージが大きい
満足度の高い衣類乾燥機ですが、デメリットもあります。
まずは、コスト面。機器を導入する初期コストももちろんですが、電気やガスを使う分、衣類乾燥機運転のたびにコストがかかることになります。
すべての画像を見る(全5枚)
さらに、衣類が縮むなどのダメージを受けることも大きなデメリット。
これは、新品の同じサイズの靴下の写真。手前の白地の靴下だけ洗濯し衣類乾燥機にかけたものです。1回使用しただけでこれだけ縮んでしまうのは、驚きです。
靴下だけでなく衣類やタオル類も、同様に縮んでしまうことも。自然乾燥と比べると、強制的に乾燥させるため、こういったダメージは避けられません。筆者は、子どもの洋服などは少し大き目サイズを購入するなどの工夫をしています。
また、素材によっては衣類乾燥機に入れられないものも。
筆者は衣類乾燥機にかけられないものは、別室に設置した昇降式の室内物干しに一時的に干しています。来客時のコートかけなどにも併用でき、重宝しています。
また、筆者が使っているガス衣類乾燥機は、洗濯機から乾燥機へ洗濯物の移し替えが必要です。これは、ドラム式洗濯乾燥機にはない手間。これも人によってはデメリットになりうるでしょう。
ただしこれは、1回目の乾燥と2回目の洗濯を同時に行えるという点では、洗濯ものの多い筆者のような家庭ではメリットにもなりえます。
衣類乾燥機の導入で、家づくりのコストが減る場合も
これから家を建てるなら、衣類乾燥機を導入することで、逆に削減できるものもあります。
ひとつは、洗濯物を外に干す目的でつくるベランダやバルコニー。筆者宅は布団を外に干したかったためあえてベランダを設置していますが、人によっては削減対象になるでしょう。
さらに、「洗濯物を外に干さない」という前提でつくられることの多いランドリールームもそのひとつ。ランドリールームをつくるために、床面積が広がってしまう場合や、ほかの間取りが制約を受ける場合もあるかもしれません。その際には、思いきってランドリールームの設置をやめて、衣類乾燥機を導入するという手も。
衣類乾燥機による多くのメリットによって、新居では劇的に変わった筆者宅の洗濯事情。家族の人数や年齢構成、生活スタイルなどによって適した方法は変わるかもしれません。ぜひ、ひとつの参考にしてみてください。