リスクの低い投資で老後資金を自分で生み出す
【中道さんの老後資金の備え(1か月あたり)】
すべての画像を見る(全6枚)国民年金は資産と考えているので入れています。株式投資は毎月投資するわけではないので含めません。ETFは使う予定のない預金を回しています。
銀行にお金を預けても利子はわずか。中道さんは1年間分の生活費を残して残りを投資に回し、お金にも働いてもらっています。中道さんが無理なく続けている投資術とは?
●個人年金保険は途中解約しにくいタイプに
個人年金保険には10年前に加入し、満期を迎えました。「当時の私は、お金があるとあるだけ使ってしまうタイプ。なので、途中解約すると元本割れしてしまうものをあえて選び、おろせないようにしました」
●リスクが比較的低いETFに挑戦中!
厚切りジェイソン氏の本を参考に、投資の次のステップとして取り組んでいるのがVTI。米国ETF(上場投資信託)の一つで、米国株式市場の大型株から小型株まで約4,000銘柄をカバー。「分散して投資する分、リスクが低くなるのが魅力。何度か失敗している株式投資は、詳しい人に学んでいるところです」
●長期投資はつみたてNISAで
長く運用するほど、リスクが低減しやすいのがつみたてNISA。「iDeCoは積み立てできる年齢に制限があったので、年齢制限のないつみたてNISAを選びました」。一度設定すれば自動的に積み立て投資をしてくれる点も魅力。
投資は銀行預金と異なり、元本保証がありません。損失のリスクも含めて検討したうえで、自己責任のもとで行ってください。
まだまだ現役世代な50代のうちから始めておけば、積もり積もって将来の老後資金を増やしていくことも可能です。できることから早速始めてみましょう。