3位 玄関タイルの色なんて、そもそも考えてもなかった!
そもそも、玄関タイルをなに色にするかなんて、まったく頭にありませんでした。筆者は他人の家に行っても、玄関タイルなど気にもとめません。
眼中にないものを、工務店の担当者に、いきなりサンプルを渡されて「さぁ、選べ」と言われても…。さっぱりイメージができませんでした。
とはいえ、なにかしなければ、話は進みません。いろいろ調べ、汚れの目立ちにくさを重視してグレーを選びました。
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が、サンプルより実物の方が随分明るい色で失敗しました。ブラックを主体にした家のイメージにあまり合いませんでした。
2位 軒天(屋根の裏側)なんてそもそも知らない!
家づくりを始めるまで、軒天なんて部分も知らなかったし、そこに色を塗らないといけないことも知りませんでした。ちなみに軒天とは、家の外壁から外側に伸びている屋根の裏側ことです。
外壁に合わせて真っ黒にすると、重々しい雰囲気になりそう。そこで、ダークグレーを選んだのですが、こちらもサンプルより実物の方が色が明るかった…。
どうやら、色は小さい面積で見るより、大きい面積で見る方が明るく薄く見えるらしいのです。軒天や玄関タイルの失敗原因は、確認のサンプルが小さかったことにありました。
せっかく、渋い感じに黒系でまとめようと思った外観でしたが、軒天の明るいトーンのせいでケチがついてしまい、ちょっと残念…と思われました。
ただ、日の当たり方で、色味の印象はだいぶ変わります。当初は「ちょっと明るいかなぁ、失敗したかな?」と思っていた軒天の色ですが、明るすぎず暗すぎないこの色で、今は満足しています。
1位 巾木、窓枠、ドア枠の色もイメージしにくい
じつは、家づくりを始めるまで、巾木(はばき:床と壁の境目に取りつけて、汚れや傷からの保護や、床と壁の間に隙間ができないようにするための部材のこと)、窓枠、ドア枠の存在を知りませんでした。ちなみに、ドア枠は知りませんでしたが、ドアについては壁紙との相性を優先して、ちゃっかりと決めていました。
すると、選んだドアには同じ素材のドア枠がなかったのです。
そのときの建具屋さんはアドバイスが以下。
・「同じ素材のドア枠がないから、白を選べば合うと思いますよ」
・「ドア枠と巾木や窓枠は、なるべく色を合わせた方がよいですよ」
それはつまり、選択肢は白一択ということ!
しかし、汚れが目立つ白がイマイチ好きになれない筆者。悩みに悩み、クリエアイボリー(リクシル)という色を選びました。
結果、これは正解でした。妙に白が主張することもなく、しかも、汚れが目立ちにくいので気に入っています。
存在は地味でも、意外に家のイメージを左右する
家づくりの際、地味な部分の色選びほど、筆者は以下のように感じました。
・普段見過ごしているので、いざ選ぶとなるとイメージしにくい
・ほかの部分とのコーディネートが難しい
軒天にしても、巾木や窓枠にしても、どれも存在自体は地味。ですが、こと色に関しては、家の印象を大きく変えてしまいます。これから家づくりをされる方は、参考にしてみてください。