洗面台と収納が一体になった、いわゆる洗面化粧台は便利ではありますが、少し味気ないと感じる人も。東京でマンション管理をする日刊住まいライターは、友人からの依頼で、このタイプの洗面台をリフォームする手伝いをすることに。タイルを使うことで、雰囲気のある洗面スペースに仕上げました。その様子と費用についてレポートします。

リフォーム前の洗面とリフォーム後の洗面
リフォーム前(左)とリフォーム後(右)。雰囲気がガラリと変わりました
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リノベずみ物件の洗面をリフォームしたい

もともとついていた洗面化粧台

都内にリノベずみの中古マンションを購入した筆者の友人のTさん。立地や価格、大まかなインテリアのテイストには満足していたものの、収納と一体型の洗面化粧台がどうしても気に入らず、リフォームを思い立ちました。

当初は、この物件を手がけた大工さんに相談していたTさん。しかし、「なんで新しい洗面に取り替えるの? これで問題ないよね?」と言われる結果に。それ以上はうまく話を進めることができないと感じたため、筆者に相談してきたという経緯があります。

 

洗面化粧台をタイル貼りの洗面にリフォームした事例

管理するマンションのリフォーム前の洗面

ちなみに、筆者はマンション管理の仕事をしており、職業柄、洗面化粧台のリフォームにたびたび携わってきた経験があります。

写真は、筆者が以前、自分の管理するマンションで手がけたリフォーム前の洗面。収納と照明も組み込まれていて、不便はないのかもしれませんが、この野暮ったい見た目がどうも好きになれません。

 

管理するマンションのリフォーム後の洗面

リフォーム後の洗面です。ポイントはタイル貼りの壁。洗面ボウルや水栓は大手メーカー製のリーズナブルな普及品ですが、タイルのおかげで安っぽさを感じさせない仕上がりになりました。

 

同じタイプの洗面に別のタイルを張った事例

同じタイプの洗面の壁に別のタイルを貼った事例。印象がだいぶ変わるのがわかると思います。タイルは職人さんに依頼すると施工費用がかさみますが、DIYで貼ることでコストダウンを図っています。