天気痛のセルフケアで、もう不調も怖くない

佐藤先生が診察を行う愛知医科大学病院には、日本初の「気象病外来・天気痛外来」があり、そこには毎日のように天気による不調に悩む患者さんが多く訪れています。

では、そこで先生が患者さんにおすすめしているセルフケアのひとつ「ツボ押し」を教えてもらいました。

●天気痛に効くツボ押しのやり方

ツボ押しのやり方
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耳の後ろにある乳様突起という出っぱった骨の近くにある「頭竅陰(あたまきょういん)」「完骨(かんこつ)」「翳風(えいふう)」の3つのツボに人さし指の腹を当て、それぞれ5~6秒間ずつ適度な強さで押す。3~5回くり返す。

 

(1) 1つのツボは1回に5~6秒間、3~5回押す

ツボに指の腹(押しやすい指でOK)を押し当て、ゆっくりと5~6秒間押して、ゆっくりとゆるめる。これを1つのツボに対して3~5回くり返す。

(2) 息を吐きながら押し、吸いながら力を抜く

ツボを押すときはお腹からゆっくり息を吐きながら行い、ゆるめる(力を抜く)ときはお腹に向かってゆっくり息を吸いながら行う。

(3) 押してズキッと痛むところを探す

ツボの正しいポイントがわからないときは、押してみてズキッと響くような痛みがあるところを探す。押しながら少しずらして周辺を探してみよう。

(4) 不調が右側のときは右、左側のときは左

ツボは右は右側と、左は左側と連動しているので、頭痛やひざ痛など、症状が体の右にあるときは右側を、症状が体の左にあるときは左側を刺激しよう。

(5) 強く刺激しすぎない

ツボを押したあとに強い痛みが出るのは、やりすぎ。交感神経を刺激してしまっているので、ゆっくりとした優しい刺激に変えて、痛みを和らげて。

上記のような佐藤先生から伝授された天気痛セルフケアによって、多くの人の症状が改善しています。天気痛セルフケアの詳細は、扶桑社刊『体の不調がスーッと消える「天気痛さん」の本』に紹介されています。

 

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