●「手間」や「時間」も節約することが大切
また、ご自身の経験からお金持ちほど、「手間や時間をお金で買う」ことが多いと教えてくれました。その理由は、「時間は限られたものだということを知り、貴重なものだと知っている」からこそ。
「時間はお金と等価交換できると僕は思っているので、時間の節約になるんだったら、お金に投資してもいいって思います。時短になるならお金をかけるし、お金の節約のために時間をかけることはないかもしれないです。だから、終電が終わってしまって歩いて帰る、ということはしないでタクシーにも乗っちゃいますね」
すべての画像を見る(全7枚)著書でもお金が貯まらない人の悪習慣として「交通系電子マネーを1000円ずつチャージ」することをあげています。
「チャージのために並んだり、残高不足でひっかかる時間が無駄ですよね。だから、大切な時間を節約するうえでも、交通系電子マネーは、オートチャージか、それでなければ1万円をチャージするようにオススメしています」
それは、スーパーでの買い物も同じこと。安いものを買うためにわざわざ少し遠くのスーパーに行く節約はしないそうですが、そこにはこんな理由が。
「やっぱり遠くに行く分、時間も手間もかかりますからね。複数行くとポイントカードのポイントも分散しますし。その点、よく行くスーパーならば、なにがどれだけ安くなっているかもわかりやすいです。あとは、出かける前に冷蔵庫の中を見てください。それだけで同じものを買って無駄にするということもありません」
●衝動買いや後悔が減る買い物ルール
そして、買い物をする際は「『欲しい』以外の理由があれば買う」ことをルールとしてもっておくことが大切です。
そうすることで、衝動買いをすることもなくなり、購入後にしばらく経ってから「買わなければよかった」という後悔も減ります。ちなみに、倉田さんが最近購入したものは、ロボット掃除機の『ルンバ』。
「僕は部屋にあまりものがないタイプなので、座椅子に座って作業をしていると、床が近いからホコリがたまっているのが見えるんですよね(笑)。クイックルワイバーみたいなのをかければいいんですけど、毎回は手間や面倒がかかるので、この時間を節約するためになら買ってもいいかな、と思ったんです。あとは、1人暮らしの寂しさを癒してくれそうかな、という2つの理由から購入しました」