5月20日からHuluで独占配信中のオリジナルドラマ『あなたに聴かせたい歌があるんだ』に出演している俳優・田中麗奈さん。プライベートでは1児の母です。今回は仕事・子育てに奮闘されている田中さんに、今作の見どころや暮らしのルーティンについて教えてもらいました。
『あなたに聴かせたい歌があるんだ』田中麗奈さんインタビュー
すべての画像を見る(全6枚)Huluオリジナル『あなたに聴かせたい歌があるんだ』は、5人の高校生と高校教師の10年後にスポットライトをあてた全8話のオムニバス作品。夢と現実の間でもがきながらも、自分らしい生き方に近づくまでの物語が描かれています。
●理想と現実のギャップに悩まされた「27歳」
主人公たちが17歳のときのキーマンとなるのが、田中さん演じる「英語教師・望月かおり」。この作品は、望月がもつ“ある過去”が教室内で晒されるという衝撃的なシーンから始まります。
「17歳から27歳を演じる生徒役の俳優さんのなかで、唯一10歳年上の役を演じていますが、もしかしたらESSEonlineの読者の方は私の役の方に感情移入されるかもしれません。私が27歳の頃は、一言で言えばモヤモヤ期。
子どもの頃に想像していた27歳はなんでも完璧にこなす立派な大人なイメージでしたが、自分はまったくそんな大人になれていませんでした。30歳という、数字だけ大人な年齢を目前に焦っていましたね。それなのに、37歳のときは40歳という年齢を全然意識していなくて拍子抜けしました(笑)」
また、年齢を重ねるにつれて「後悔」や「失敗」との向き合い方が変わったといいます。
「前向きにとか、切り替える事が大事とよく言いますが、無理なこともあるよな~って開き直れるようになったのかもしれません。心が回復するまで、『ただ待つ』という過ごし方もあるのかなと思うようになりました。
自分の時間が取れたときは、映画館に足を運んでいます。席に座った瞬間、勝ち取ったこのひとときに、ガッツポーズしたくなります(笑)。とくに朝一の誰もいない時間帯はとてもぜいたくな気持ちになりますね。自宅ではよくカフェラテを飲んでリラックスしています。
と、言っても子育てや家事に追われてるなか、座ってゆっくり飲むということはなく、大体立ったままキッチンで…という感じにはなりますが。最近自動の小さな泡立て器を友人に頂いたので、それを使っていい具合にふわふわさせて自己満足しています。ほっとしますね」