年齢を重ねると疲れやすくなったり、気分が不安定になったりしがち。そのため細々とした家事まで手が回らず、自分を責めてしまうなんてことはありませんか?「50代以降は、不調が起きやすい年齢。家事も上手に手を抜いて自分を追い込まないことが大切です」と話すのは、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さん。今回は、瀧本さん自身が暮らしの中で実践している、手抜き家事の工夫を教えてもらいました。

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50代、自分を追い込まない手抜き家事6つ

体力的にも気力的にも、今までと同じようにはいかない50代。普段の家事でもできるだけ自分を追い込まないように、程よく手を抜くことを意識しています。ここでは、手抜き家事の工夫を6つご紹介します。

 

●1.散らかしてもいい日をつくる

段ボール
家事はあえて手抜きを
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掃除や片づけは、家事のなかでも好きだったのですが、年齢を重ねて体力的にきれいを保つのが難しい日が出てくるようになりました。きれいを保ちたい反面、こうでなきゃと考え始めると自分を追い込んでしまうので、徐々に「理想通りにならない日もあっていいんだ」と思うように。

家事を完全に休むことは難しいですが、オンオフを意識して、限りなくオフに近いところまで手を抜きます。体力や気力が回復したら部屋をリセット。そんなことを最近は繰り返しています。

●2.アイロンは手抜き&時短

アイロン
衣類スチーマー

家事のなかでもとくに苦手なのが、アイロンがけ。場所を確保したり、道具を用意したりと時間がかかるにも関わらず、苦手だというのもあって、そこまできれいにならないことにストレスを感じていました。そこで、数年前から衣類スチーマーを使用しています。

なるべくアイロンが不要な服を選びつつ、シワが気になる場合はハンガーに洋服をつるしたまま、衣類スチーマーでざっくりシワを取っています。苦手なことに時間をかける必要がなくなり、ラクになりました。

 

●3.まな板になるお皿で洗い物を減らす

皿

大きなまな板を出すまでもないけれど、ものを切りたいときに使うのが、まな板になるお皿。シンプルなプレートは、そのままテーブルに出してもおしゃれで、食器洗浄機も電子レンジもOKなのでとても気に入っています。