●ルール(4) 月イチのマネー会議で、夫にも家計管理意識をもってもらう
家計管理は妻のmiiさん主導ですが、パートナーの協力も必要不可欠。夫婦で足並みをそろえて貯蓄していくため、月一のマネー会議を習慣にしているのだとか。
すべての画像を見る(全8枚)「まずは興味を持ってもらうため、『積み立てNISAで○○円利益が出たよ』『楽天ポイントを使ってぜいたくにホテル宿泊しようよ』と“お得さ”を猛烈アピール。その結果、家計管理や節約に無関心だった夫も、数か月後にはふるさと納税や投資、ポイ活をスタートしていました」
【マネー会議で共有する5項目】
・毎月の支出額と貯蓄額(ボーナス時には共通口座への振り込み額も相談)
・大型出費の相談(10000円を超える場合は、お互いに相談のうえで購入)
・不妊治療費、子どもの教育費(現在妊娠中)
・投資成績(共通口座分はもちろん、個人投資分もそれぞれ報告)
・お得活動や行政への申請関連の確認(いいポイ活案件をシェア)
「マネー会議の一番のメリットは、老後資金や子どもの教育費といった“漠然としたお金の不安”を解消できたこと。お互いの現状や今後の目標を話すきっかけにもなりました。家計管理や節約をはじめたいご家庭、改めてライフプランを明確にしたいときにおすすめです」
●ルール(5) 年初に「特別費」を計算し、“ピンチの月”をつくらない
週イチの個人振り返りと月イチの夫婦マネー会議に加えて、年度末にも「年間振り返りタイム」を設けているmiiさん。翌年に想定されるライフイベントを考慮しながら、おおよその特別費を事前に振り分けています。
「特別費を毎月計上すると、どうしても予算オーバーしがち。引っ越しや妊娠・出産、レジャーなどの予定を加味しながら事前に予算を組んでおくことで、予期せぬ出費を防げるんです。『今月こんなにお金がかかった』とガッカリすることもないので、ストレスなく家計を守れます」
“4000万円の貯蓄”と聞くとかなり大変なことに思えますが、miiさんが実践しているのはどれも簡単な節約術ばかり。お金の使いどころ&貯めどころをハッキリさせて、メリハリ家計の第一歩を踏み出したいですね。