古い服や生ゴミもムダにしない。ゴミが少ない家庭の小さな工夫
ブログでシンプルな暮らし方を発信している中山あいこさんは、ちょっとした工夫でゴミを減らしているそう。詳しく伺いました。
<使いきってから捨てる>古い洋服や布はリメイクしたりぞうきんなどに使う
「洋服はクタクタになるまで着るので、人に回せるものが少ない」というあいこさん。古くなったりサイズアウトした服は、生地の傷みの少ない部分を使って、人形やバッグなどにリメイクします。
すべての画像を見る(全20枚)ほつれたカゴの取っ手に、手芸で余った布をぐるぐる巻きつけて持ちやすく。
古いシャツの端切れでつくったネコのぬいぐるみ。洋服は、長女が着ていたTシャツの袖部分。
穴があくまで着た服は、フロアモップにセットして掃除に使ってから、ゴミ箱へ。
<生ゴミを減らす>バッグ形のコンポストで生ゴミを肥料にする。
今年の春から使い始めたのが、バッグ形のコンポスト。生ゴミを混ぜて置いておくと、分解されて堆肥(有機肥料)になるというもの。
「電気を使わない点も気に入っています」
風とおしのいい場所に保管。バッグ形なので見た目もおしゃれ。
調理中に出た生ゴミは、茶碗にポイポイ入れておいて、小さめにカットしてからコンポストへ。
「生ゴミを入れる→かき混ぜる」の作業を2か月間繰り返したあと、3週間熟成させると肥料ができ上がります。
●さらに詳しく知りたい方はこちら
古いタオルやTシャツを再利用。「ティッシュ」をやめる暮らしのアイデア
「ゴミをゼロにするのは難しいですが、減らすことは可能です。また、暮らしのなかのムダも自然となくなります」と話すのは、インスタグラムで環境に優しくエコに配慮したサスティナブルな暮らしを発信し国内外で人気を集める、ファイナンシャルプランナーの野村蘭さん。
今回は、「ティッシュ」をやめる暮らしのアイデアを教えてもらいました。
●「布ティッシュ」には綿製の古いタオルや着古したTシャツがおすすめ
古いタオルやTシャツはやわらかく吸水性も優れているので、ティッシュとして使うのにぴったりです。
ただ、化学繊維が混ざっているものはティッシュには向きません。綿100%などの自然素材のものがおすすめです。市販のティッシュよりも肌触りが優しくて、鼻のかみすぎで鼻の下がカサカサになりやすい人にももおすすめです。
●いらない布を切るだけですぐに完成
つくり方は簡単、使い古した綿製のTシャツやタオルを切るだけ。好きなサイズでOKなのですが、手のひらサイズくらいにカットすると使いやすいと思います。
私の場合、タオルは1/8のサイズに、Tシャツは14枚にカットして保管しています。鼻をかむときにはこのサイズが便利です。切る際は、少し切り目を入れてから両手で布を持って裂けば糸くずもあまり出ません。
切ったものは、ビンに入れて手に取りやすいところに置いています。
●気軽に使い捨てできる
鼻をかんだりしたものは、衛生的観点から一度使ったら処分しています。いらなくなったTシャツやタオルなどをリサイクルしたものなので、気軽に使い捨てできます。
また、こぼしたものをふいたり、トイレ掃除、家じゅうのホコリ掃除に活用しています。細かい部分のホコリもティッシュ感覚でサッとひとふき。そこまで汚れていないものは、洗濯機で洗って、繰り返し使うこともできますよ。