犬の存在を考慮した間取りの家に住むことは、なかなかハードルが高いもの。そんな場合は、うまく工夫してみましょう。室内で犬を飼う予定はもともとなく、ペット向けの家に住んでいるわけではなかった日刊Sumaライターは、5年前に犬を迎えることに。試行錯誤して、人にも犬にも快適な空間にしています。
すべての画像を見る(全8枚)まずは、雨の日でもかけっこできる空間の確保
まずは、犬が走れるためのスペースを確保するために行った工夫を紹介しましょう。
筆者の家には、ひとつながりの長い廊下がありません。そこでドアを全開にして、その動線上の家具を移動し、真っすぐ長い廊下のような空間をつくりました。おかげで、天候が悪い日も、室内でかけっこができます。
加えて、リビングダイニングの空間でも、直線で走れるスペースができるよう、家具の配置を考えました。障害物となるような家具を置くと、遊んでいる最中に危ないと感じることがあったからです。
散歩に行けないときや、猛暑で散歩時間が短くなりやすい時期もあります。犬のためにも室内で運動ができる空間を、つくってよかったと思っています。
トイレはプライバシーを保てるよう、隠す工夫を
犬用のトイレは現在リビングの端に置いていて、目隠しのために周りに柵を使用しています。この柵はもともと外構用の柵なのですが、木材であることやサイズ感が気に入り購入しました。
目隠しは人目線で設置したものですが、犬にとってもよかったようです。以前は、人に見られているとできないことも。しかし、今はそのようなこともなくなりました。
以前、目隠しをしていなかったときは、見た目もよくないので移動してみようと試みたのですが、移動させてしまうと犬が混乱してしまい粗相を繰り返すように。それ以来トイレは定位置に決めて変えていません。
目隠しをつけることで、問題はかなり解消されましたが、最初にここでトイレをして欲しいという場所を、もう少し慎重に考えればよかったなと感じています。