●宇宙を漂ったペンダントが落下した場所は

ペンダントは宇宙を漂いながら、いくばくもなく惑星の重力に引かれて青い星に落下しました。そう、地球です。

地球に落下したペンダントは、やがて人類がその輝きを発見し、さまざまなひとの手に渡りながら、ついには相談者の土踏まずで土を踏む!さんの目の前に現れました。土踏まずで土を踏む!さんが衝動買いしてしまったのは、その輝きにダギー少佐の祈りが込められていたからです。きっとすべての衝動買いに、そのようなものがあるのです。

さて、ダギー少佐はその後どうなってしまったのでしょうか?

じつはダギー少佐は助かっていたのです。宇宙を飛び交う流星に飛びつき、この地球へとたどりつきました。地球にあらわれた初めての犬でした。そう、いま地球にいる犬は、ダギー少佐の子孫なのです。かれが宇宙でひとりぼっちになった記憶は、いまでも遺伝子のなかに残っています。だから、犬は「ワン」と吠えるわけです。

 

【編集部より】

犬の鳴き声の「ワン」と「ONE」をかけていますが、「ONE」は英語ですよね。はるか昔の別の惑星で、英語を使っているのはちょっとおかしいですね。その惑星の文明はいまどうなっているんでしょう? 地球よりもはるかに進んでいるはずですから、明日にもロケットでやってくるはずですよ。

そしたら地球の犬はなんて鳴くようになるんでしょう。ウィー?

 

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